藤枝MYFCの浅倉廉(静岡学園高出身)が長崎を打ち破る鮮やか決勝弾!「めちゃくちゃ気持ちいいです」
藤枝MYFCはホームでV・ファーレン長崎を3−2で破り、今季無敗だったビッグクラブに土を付けました。前半19分にFWディアマンカ選手の来日初ゴールで先制し、42分にはMF川上エドオジョン智慧選手、DF久富良輔選手の連係で相手左サイドを崩して、FW千葉寛汰選手が追加点をゲット。
後半8、9分に連続失点しましたが、16分にペナルティーエリア内に進入した久富選手の折り返しを、MF浅倉廉選手が鮮やかに決めました。これでクラブJ2最長を更新する6戦負けなし。千葉選手、浅倉選手は今季2点目、センターバックの久富選手は2ゴール2アシストとストライカーばりの成績を残しています。
MF浅倉廉
―秋田戦の脳しんとうの影響などもあり、先発出場は4試合ぶりでした。
ポジション争いが激しい中でチャンスが回ってきました。長崎には昨年の開幕戦でシュートをポストに当てていて、その悔しさもあったので絶対に点を取りたかったです。
―決勝点はボールを受ける瞬間からゴールへの道筋が見えていた?
久富選手からメッセージ性のこもった、ワンタッチで打てるパスが来ました。最初はスペースがあったのでトラップしてから打とうか迷いましたが、ダイレクトかなと。感触は良かったので入るかなと思いました。
―昨季は初得点まで時間がかかったが今季はここまで良いペース。
ペース的には良いですが、まだまだチャンスもあるし決めないといけないシーンもあるので満足せずに頑張っていきたいです。
―ディアマンカ選手との連係が良くなっています。
一緒にプレーする時間が長くなるにつれてディアマンカ選手の特長が分かってきたので、より生かせるように、自分の特長も理解してもらってお互いに生かし合うための共通認識ができています。
―昨季から成長した部分は。
結果にこだわる気持ちは持っていましたが、より結果を出すためにどこにポジションを取るか、ボールを持っていない時の立ち位置を意識しています。強みである狭いエリアでのターンなどでボールに絡んでいくことを意識していることが、結果につながっていると思います。
―今後に向けて。
J1昇格を目指す中で強い相手がたくさんいますが、関係なく勝たないといけません。全員で戦って勝てるように頑張りたいです。
―フル出場したルヴァン杯から中3日での先発出場でした。
疲れはもちろんありました。でも、スタメンで出られるならば、どんな時でもチャンスは逃してはいけない、ものにするというのがサッカー選手としてレベルアップしていくために必要です。疲れは関係なく準備してきました。
―昨季の長崎戦の悔しさをずっともっていた。
あの時に決めて勝っていればチームにも勢いが出ました。個人としてもプロ初ゴールがとても遅くなたので、もっと早い段階で決めていればという後悔はありました。ただ、今年は心機一転。シュートシーンはリラックスして打てたと思います。
―ファーサイドを狙った。簡単ではなかったと思うが。
自分のスタイルとしては強く打つより、コースやタイミングを狙って打つ方が入ります。あそこでファーはGKも予測しにくかったと思います。PA付近でどんな形でもシュートにいけるというのは日ごろの練習の成果だと思います。
―決勝弾は初めて。
めちゃくちゃ気持ちいいです。昨年は何度も悔しい思いをしたので。