「土日は雷に注意」気を付けたい“空の変化”のポイントを、気象予報士が解説 北海道の天気予報/2025年6月6日更新
北海道のあす7日(土)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
道内では初夏のイベントたくさん!でも雷様が…!?
YOSAKOIソーラン祭りなど、土日は道内各地で初夏のイベントが行われますね。
ただ、雷様が遊びに行きたいと言っているのが気になります。
札幌はYOSAKOIソーラン祭りや北大祭が8日(日)まで。白老町ではこの土日、白老牛肉祭りも開催されます。
旭川では菓子博が現在行われています。あす7日(土)は北海道音楽大行進、吹奏楽のパレードも予定されていたのですが、天気の影響で中止となりました。市民文化会館での「雨天代替コンサート」は実施されるということです。
土日は雷に注意
雷様には来てほしくないんですが…土日は雷に注意が必要です。土日の発雷確率を見ると、あす7日(土)の昼過ぎは、札幌や旭川など広い範囲で赤色、50%以上と高くなります。日曜の昼過ぎは北見など道東方面の内陸で赤や一部で茶色、75%以上とかなり高くなります。急な強い雨や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意して下さい。
気を付けたい「空の変化」です。雷は発達した積乱雲で発生します。黒っぽい雲が近づくとき、遠くから雷の音が聞こえるとき、冷たい風がサーっと吹くときは、積乱雲が近づくサインです。頑丈な建物や車の中に移動しましょう。
7日(土)の天気と気温
稚内では風が強まりました。同じ宗谷地方の猿払村や枝幸町では、最大瞬間風速25メートルを超え、6月の観測史上一番となる突風が吹きました。歩けなくなるほどの風でした。あす7日(土)も強い風に注意が必要です。
あす7日(土)の天気と気温です。
日本海側やオホーツク海側を中心に雨が降るでしょう。最高気温はきょう6日(金)と同じか2度ほど低いですが、帯広や北見、網走は25度以上の夏が続きます。
旭川です。路面乾いていますが、きょう6日(金)昼頃は路面が濡れるほどの雨が降りました。土日もにわか雨や雷雨に注意が必要です。
あす7日(土)の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌や小樽など道央を中心に昼頃まで雨が降り、ザっと強まることもあるでしょう。最高気温は札幌は24度で汗ばむ陽気。その他は20度前後で羽織る物が必要です。夜は晴れるでしょう。
道北・空知です。
朝の雨は降り方は弱いですが、昼頃は雨が強まり、旭川や深川など所々で雷を伴うおそれがあります。突風やひょうにも注意して下さい。
道東・オホーツク海側です。
道東は晴れ間が出ますが、帯広や山沿いで昼頃ににわか雨があるでしょう。オホーツク海側も昼頃から夕方は雨で雷雨となるおそれがあります。
7日(土)からの週間天気予報
釧路では曇っています。なかなかすっきりしませんね…
来週もスッキリ晴れる日は少なくなりそうです。
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
日曜は日差しが出ますが、昼頃は札幌でもにわか雨の可能性があり、北見は雷雨のおそれがあります。来週も雲が広がりますが、気温は高く、汗ばむ日が多くなります。
太平洋側です。
日曜も道東の山沿いを中心に雷雨のおそれがあるため、最新の情報を確認して下さい。月曜は晴れるでしょう。気温は高めで、帯広は夏日が多くなります。
7日(土)~9日(月)の札幌の天気
3日間の札幌です!土日月の天気をもんすけでお伝えします!
あす7日(土)は雨ですね。昼頃まで降ったりやんだり、雷を伴うおそれもあります。日曜も昼頃はにわか雨があるかもしれません。気温は高めであす7日(土)は24度、日曜は25度です。雨で体感が変わるかもしれないので、傘と羽織る物も持ちましょう。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※6日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU