【MONOQLO】スチームクリーナーのおすすめランキング3選。スティックタイプの人気製品を比較【2025年】
高温スチームで汚れを落とす掃除用家電がスチームクリーナーです。床掃除はもちろん、カビの抑制や除菌などももできて便利。でも、製品数が多く、どれが良いか迷いませんか? そこで雑誌『MONOQLO』が、ケルヒャーなど人気メーカーのスティックタイプの製品を比較。口コミだけではわからない、おすすめを見つけました。
スティックタイプのスチームクリーナーとは?
高温スチームで手では落としにくい頑固な汚れも簡単に落とせる便利な掃除家電
スチームクリーナーは、コンパクトなハンディタイプや給水タンクを搭載したキャニスタータイプなど、いくつか種類がありますが、フローリングやカーペットなどの床掃除におすすめなのがスティックタイプのスチームクリーナーです。
雑誌『MONOQLO』が過去ベストの後継機と注目の2製品を比較
そこで、雑誌『MONOQLO』ではスティックタイプのスチームクリーナーを比較検証。
2022年の検証でベストバイになったケルヒャーの製品の後継機となる、ケルヒャー「スチームモップSC 2 UPRIGHT」と、そのとき戦ったシャークの最新製品となるシャーク「Shark STEAM & SCRUB 回転スチームモップ S8201JWH」と、注目の格安製品Mistsince「スチームクリーナーNV603A」をテストしました。
スチームクリーナーの人気商品を比較
今回、雑誌『MONOQLO』がピックアップしたスティックタイプのスチームクリーナー3製品は、いずれもAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどネット通販で購入することが可能。
テストは、次の項目で行いました。
テスト1:拭き取り力(化粧板)
表面がツルツルした化粧板に糖や油で調整した汚垢液を塗布・乾燥させ、最強モードで1往復だけして汚れの落ち方を検証しました。
テスト2:拭き取り力(フローリング)
汚垢液をフローリングに直に塗り、化粧板と同じように拭き取り力を検証。
目地の汚れの残り方などをチェックしています。
(参考検証) 拭き取り面の温度
なお、汚れ落ちの結果を捕捉するために、参考検証として床の拭き取り面とモップの接地面の温度がどれくらいになっているのかも計測。それぞれの製品で温度設定を最大の状態で行いましたが、床の材質やコーティングによって適用温度は変わります。
テスト3:かけやすさ
使用中に感じるずっしり感とモップの動かしやすさ・滑りやすさを検証。ずっしり感は計測器を使い、動かしやすさは体感の評価としました。
テスト4:準備・手入れの手間
スチーム用の水を入れるタンクの使い勝手をチェックしました。タンクの装着や取り外し、残った水の捨て方などを実際に使って検証しています。
それでは、評価の高かった順に、おすすめのスティックタイプのスチームクリーナーを紹介します。
スチームクリーナーのおすすめは?
【1位】ケルヒャー「スチームモップSC 2 UPRIGHT」
スチームモップSC 2 UPRIGHT イメージ
ケルヒャー
スチームモップSC 2 UPRIGHT
実勢価格: 19,391円〜
総合評価: 4.62
拭き取り力(化粧板): 5.00
拭き取り力(フローリング): 5.00
かけやすさ: 3.50
準備・手入れの手間: 5.00
完璧な手抜き掃除が実現! ケルヒャーの「1往復」が快感!!
スチームクリーナーのおすすめランキングで1位となったのは、A+評価のケルヒャー(Karcher) 「スチームモップSC 2 UPRIGHT」でした。
スチームモップの検証は3年ぶりでしたが、拭き取り性能は、やはりケルヒャーがもっとも優秀でした。また、すべてのテスト項目で高評価に。
高温のスチームが、床の拭き取り面にもしっかり伝わって汚れを浮かせ、わずかに往復させるだけで簡単に拭き取れます。
水を入れるタンクの着脱や手にかかる荷重などもストレスになるほどのものがなく全体的に優秀です。モップ部分が大きすぎないので小回りが利き、狭い範囲を短時間できれいにできます。
ただし、高温になるのでフローリングの材質などに注意しましょう。
おすすめポイント狭い範囲を高温で素早く掃除高温スチームで汚れを一気に拭き取れる使い始めまであっという間がっかりポイントわずかにずっしり感がある高温になるので床の材質に注意
幅: 24.3cm
奥行: 16.8cm
高さ: 118.5cm
重量: 2.5kg(約)
加熱出力: 1500W
タンク容量: 400ml
コード長: 5m
型番: SC 2 UPRIGHT
【ベストの理由】「拭き取り力」は後継機でも最強でした
拭き取り力:1往復でごっそり汚れが落ちるのはケルヒャーだけ
ツルツルの化粧板と実際のフローリングで拭き取り力を検証したところ、どちらもわずか1往復で汚れをしっかり拭き取ることができました。
1往復だけで汚れがスッキリ! 何度も往復する必要がないのは大きなメリットです。
準備の手間:タンクをセットして40秒で使える
タンクを装着してから使い始められるまでわずか40秒ほど。これならすぐに掃除を始められます。
約60℃の高温で汚れが浮く
高い場所で100℃前後にもなるモップの熱が床の拭き取り面にも伝わり、しっかり汚れを浮かせます。
スチームの力で頑固な汚れも拭き取ります。
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長 松下和矢のコメント
「拭き取り力とスチーム性能はさすがです。」
拭き取り力(化粧板)
【往路】わずか一拭きでほぼきれいに
【復路】往復させても汚れがつかない
最初の往路で汚れがほぼなくなりました。
復路でもモップについた汚れがつくこともなく1回の往復でしっかりきれいにすることができます。
拭き取り力(フローリング)
【往路】目地にわずかに汚れが残る程度
【復路】目地の汚れも復路できれいに
往路では目地にわずかに汚れが残りましたが、復路でそれもきれいに拭き取れました。凹凸があるフローリングでも拭き取り力は衰えません。
拭き取り面の温度
【拭き取り面】高温のスチームで一気に拭き取る
温度:45~65℃
【モップ接地面】モップ側は100℃前後の場所も
温度:20~100℃
床の拭き取り面、モップの接地面ともに、かなりの高温になります。特にモップの接地面は高いところだと100℃前後まで達しました。
かけやすさ
【測定値】わずかにずっしり感がある
測定値:10.58N
【体感】軽快で動かしやすい
手にかかるずっしり感は感じますが、実際に使ってみるとそれほど抵抗を感じずにスイスイ動かすことができます。
準備・手入れの手間
【準備の手間】タンクの着脱が簡単に行える
タンクの着脱が簡単で、お手入れがしやすい構造です。
【片付けの手間】カートリッジを外して排水
水あかの成分を取り除くカートリッジが付いていますが、こちらも簡単に取り外せます。
【2位】シャーク「Shark STEAM & SCRUB 回転スチームモップ S8201JWH」
Shark STEAM & SCRUB 回転スチームモップ S8201JWH イメージ
シャーク
Shark STEAM & SCRUB 回転スチームモップ S8201JWH
実勢価格: 22,000円〜
総合評価: 4.12
拭き取り力(化粧板): 3.50
拭き取り力(フローリング): 3.50
かけやすさ: 4.50
準備・手入れの手間: 5.00
広範囲を一気に掃除したいならシャークが最適解になる
スチームクリーナーのおすすめランキング2位は、A評価のシャーク「Shark STEAM & SCRUB 回転スチームモップ S8201JWH」でした。
モップ部分が大型なので、広い範囲を掃除するのに向いています。また、大型ですが片手でも軽く操作できるので安心です。
ただしモップ部分が丸いので、部屋の隅などに拭き残しが出る可能性があります。
おすすめポイント2つのブラシがパワフルに拭き取る大型だが片手でも軽く操作できる広い範囲を掃除するのに最適がっかりポイントモップが丸いので拭き残しが出るかも
幅: 377.95mm
奥行: 189mm
高さ: 1045mm
重量: 3.5kg
型番: S8201JWH
拭き取り力(化粧板)
【往路】真ん中に汚れが残る
【復路】往復させてやっときれいに
2つのブラシで拭き取るせいか、往路では真ん中にスジ状の汚れが残りました。また、ブラシの回転により、周りの汚れが巻き込まれてしまいます。
拭き取り力(フローリング)
【往路】往路だけでは汚れが残ります
【復路】往復させるときれいになりました
汚れは落ちましたが往路だけでは不十分。往復させることできれいにはなりましたが、やはり真ん中にスジ状の汚れが残ってしまいました。
拭き取り面の温度
【拭き取り面】拭き取り面の温度はほとんど上がらず
温度:30~35℃
【モップ接地面】一部80℃ほどまで上がる場所も
温度:20~80℃
モップの接地面は高い場所で80℃前後まで上がりますが、床の拭き取り面はほとんど温度が変わりません。
ブラシの回転で温度が伝わりにくいのかもしれまれん。
かけやすさ
【測定値】ずっしり感はあまり感じない
測定値:8.55N
【体感】ほとんど抵抗を感じない軽さ
ブラシの回転のせいか、ヘッドが浮き上がっているような感覚で、動かしていてもほとんど抵抗を感じません。これなら片手でスイスイ動かせます。
準備・手入れの手間
【準備の手間】タンクはポコッと外せる
ケルヒャー「スチームモップSC 2 UPRIGHT」と同様にタンクが取り外せる構造になっています。
【片付けの手間】残った水は簡単に流せる
水を入れるのも、残った水を捨てるのも簡単なので手間がありません。
【3位】Mistsince「スチームクリーナーNV603A」
スチームクリーナーNV603A イメージ
Mistsince
スチームクリーナーNV603A
実勢価格: 7,597円〜
総合評価: 3.25
拭き取り力(化粧板): 5.00
拭き取り力(フローリング): 2.50
かけやすさ: 3.50
準備・手入れの手間: 2.00
他製品より汚れ落ちは劣るが軽度の汚れには十分
スチームクリーナーのおすすめランキング3位は、B評価のMistsince「スチームクリーナーNV603A」でした。
上位2機種に比べると拭き取り力は劣りますが、しっかり往復することで汚れを落とすことができます。
タンクに関する手間はあるものの、価格を考えると十分に及第点といえます。
幅: 115×30×14cm
重量: 1.75kg
タンク容量: 450ml
型番: JP603A
拭き取り力(化粧板)
【往路】往路だけでピカピカになった
【復路】モップの汚れが付くことはない
ケルヒャー「スチームモップSC 2 UPRIGHT」と同じく往路だけでほぼ汚れを取りきることができました。
復路に関しても同様で、モップについた汚れがつくことはありません。
拭き取り力(フローリング)
【往路】往路だけではほとんど落ちない
【復路】往復させても汚れが残ったまま
往路だけではほとんど汚れが落ちず、往復させても汚れが残ってしまう結果に。きれいに拭き取るには何度も往復させる必要があります。
拭き取り面の温度
【拭き取り面】温度が床にもしっかり伝わります
温度:30~50℃
【モップ接地面】全体が温まって一部80℃前後に
温度:20~80℃
モップ全体が高温になり、中心部は80℃前後まで上昇しました。
床の拭き取り面にも温度が伝わり、高いところでは50℃前後になっています。
かけやすさ
【測定値】ずっしり感はほとんどない
測定値:4.80N
【体感】抵抗が強く動かしづらい
手にかかるずっしり感は3製品のなかでもっとも軽く感じますが、いざ使ってみると抵抗が強く、力を入れてしっかり動かさなければなりません。
準備・手入れの手間
【準備の手間】別の容器を使って水を入れる
タンクが取り外せないため、水を入れる際は別の容器を用意する必要があります。
【片付けの手間】本体ごと持ち上げて排水が必要
残った水を捨てる際も、本体ごと持ち上げなければならず面倒です。
スチームクリーナーのおすすめ まとめ
以上、スチームクリーナーのおすすめランキングでした。
今回は2種類の床に対する拭き取り力をはじめ、5項目について比較テストを行いました。
2022年にベストバイだったケルヒャーが後継機に代替わりすることでどう変わったのか、また、前回の検証以降に登場した機種と比較して使いやすさや性能はどう変わったのかを検証しましたが、ケルヒャーの後継機・ケルヒャー「スチームモップSC 2 UPRIGHT」がベストという結果になりました。
ポイントは、なんといっても拭き取り性能。比較したほかの2製品というと、シャーク「Shark STEAM & SCRUB 回転スチームモップ S8201JWH」は2つのブラシのあいだに拭き残しが見られ、Mistsince「スチームクリーナーNV603A」は1往復では拭き取りきれず、何度も往復させて汚れを落とすことに。
わずか1往復で汚れをしっかり拭き取れたのは、ケルヒャー「スチームモップSC 2 UPRIGHT」だけでした。
とはいえ、シャーク「Shark STEAM & SCRUB 回転スチームモップ S8201JWH」とMistsince「スチームクリーナーNV603A」もブラシを往復させることでしっかり汚れを落とせます。
また、シャーク「Shark STEAM & SCRUB 回転スチームモップ S8201JWH」は広い面積に向いていますし、Mistsince「スチームクリーナーNV603A」は本体価格が圧倒的に安いといった特徴があります。
拭き取り力に関してはケルヒャー「スチームモップSC 2 UPRIGHT」が最強ですが、部屋の広さやコスパなどを考慮すると、ほかの2製品も十分選択肢に入ってくるでしょう。
スティック型のスチームモップの新製品を検証してわかったことは、表面がツルツルな化粧板ではどの製品もしっかり汚れが落ちましたが、フローリングでは製品によって拭き取り力に差が出る結果に。
また、各製品の動かしやすさにも差が出ましたが、ケルヒャー「スチームモップSC 2 UPRIGHT」はどれも高評価でした。
今回の検証を参考に、自分に合った製品を選んでみてください。
スチームクリーナーのおすすめ
ケルヒャー
スチームモップSC 2
UPRIGHT
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