【クリスマスチキン自作】業スー×ノンフライヤーで800円以下! 焼くだけ「クリスマスローストチキン」がコスパ・タイパ最強の神レシピ
クリスマスはチキン! 日本人の国民行事級の定番メニューです。ですが、想像を超える行列、価格の高騰にもう付き合い切れないという方も多いでしょう。そんなクリスマスチキン問題を筆者は業務スーパーとノンフライヤーで安価で手軽に失敗なしで解決。この予算800円以下の方法を紹介します。
業務スーパーの「冷凍丸鶏」をストック
1羽税込700円台前半のコストパフォーマンスは神レベル
業務スーパーでの筆者の定番アイテムといえる「冷凍丸鶏」。
安いといっても「冷凍丸鶏」を常にストックしてどうするの? という方も多いでしょう。しかし、我が家では「冷凍丸鶏」は冷凍庫のストックの定番です。理由は2つ。大容量のノンフライヤーがあれば、週末の豪華手抜きメニューに最適だからです。さらに我が家ではキャンプの際にも活用しています。
今回紹介するメインの方法は、ノンフライヤーとの組み合わせで「冷凍丸鶏」を食べ尽くすテクニック。拍子抜けするくらい簡単で、しかも家族からの人気も高く、週末の2食を完全に埋めてくれて、しっかり豪華。我が家のお助け休日メニューです。そのため、冷凍庫のストックが切れていれば、業スーの「冷凍丸鶏」は必ず買い足す定番食材となっています。
アウトドア好きの我が家では、急なキャンプに出掛けるときにも大活躍します。キャンプでも「冷凍丸鶏」は超便利で、コスパも最高。業務スーパー(以下、業スー)で買えば、1羽約1kgで消費税込み700円ちょっと。突然キャンプに行きたくなったときに凍ったまま持って行くだけで、確実に1食分が成立。焼肉よりも圧倒的に安く、現地で豪華に食べられます。
大容量で設定温度範囲の広いノンフライヤーとの組み合わせが最高!
6Lクラスで230度まで設定可能な「COSORI TurboBlaze™ 6.0L ノンフライヤー コンボ」
使用頻度が余りにも高いので、炊飯器の横にノンフライヤーを置いています。
愛用しているのは、VeSync(ウィーシンク)『COSORI TurboBlaze™(コソリ ターボブレイズ)6.0L ノンフライヤー コンボ』(以下「COSORI TurboBlaze 6.0L」)、実勢価格は22,000円前後です。1万円前後が主流のノンフライヤーで、約2万円は上位機の価格帯といってよいでしょう。筆者は実際に複数台を使い比べましたが、我が家の使い方では「COSORI TurboBlaze 6.0L」が汎用性が高く現在の主力になっています。
最大の理由は、6Lクラスの大容量。一般的な家庭用ノンフライヤーは3.5〜5L程度、なかでも4L前後がもっとも流通量も多く、価格も比較的手頃。しかしながら、実際に使うと気が付くのですが、丸鶏をそのまま入れるにはちょっと小さいことが多いのです。
また、丸鶏の調理は、序盤の低温〜中温焼きと、最後の高温仕上げが欠かせません。そのため、温度設定の幅が実はとても重要です。「COSORI TurboBlaze 6.0L」のように30〜230度と設定範囲が広いと、ピザを200度を超える高温で焼き上げたり、低温調理や発酵にも使えるので、驚くほど料理のレパートリーが広がります。
溶かして、塩コショウして、焼くだけでお店レベルのローストチキンが完成
ノンフライヤーでしっかり温度設定をすれば失敗知らず
解凍し、洗って、塩コショウをしただけの丸鶏をそのまま焼きます。
「冷凍丸鶏」を焼いてローストチキンを作るというと、失敗を心配する方も多いでしょう。しかし、実際のところノンフライヤーで失敗した経験はありません。それどころか、筆者にとってもっとも面倒な工程は解凍です。単純に時間がかかるのです。
我が家の場合、金曜の夜に冷凍庫から出した「冷凍丸鶏」を、翌朝以降に塩コショウをして焼き上げます。しっかりと解凍しないと、失敗の原因になるので、この工程だけは注意して行ってください。
次に袋から出した「冷凍丸鶏」を流水で軽く洗い、水を切って塩コショウをします。ちょっと多めがおすすめです。胸側から塩コショウをして、ひっくり返して背中側にも塩コショウ、そして背中側から焼きはじめます。ノンフライヤーモードで温度は190度、時間は35分でスタートします。
何度も業スーの「冷凍丸鶏」を焼いた結果、現在は190度・35分×2に落ち着きました。
途中でやることは基本なにもありません。付け合わせの野菜を焼くのであれば、ジャガイモの面取りをしたり、ニンジンを切ったり、タマネギの皮をむいたりして35分を過ごすといいでしょう。筆者はこの時間を、子どもとYouTubeを見るのに使っています。
35分経ったら、取り出して丸鶏を裏返し、まったく同じノンフライヤーモードで温度は190度、時間は35分として加熱をスタートします。裏返すことで、胸側・背中側の焼きムラがなくなり、均一に火が通るのです。ただし、今回は20分経ったところで、1度取り出して、用意しておいた付け合わせの野菜を投入します。
面倒臭いときは、付け合わせの野菜を入れないことも多いです。
丸鶏を取り囲むように付け合わせ用の野菜を入れたら、そこから、さらに15分で基本的にローストチキンは完成です。この状態で食べても十分においしいと思います。ですが、さらに完成度を上げるために、ノンフライヤーモードで温度を230度にアップ、時間は12分として、最終加熱するのがポイントです。
この最終加熱で皮はパリパリに、付け合わせの野菜もしっかりと火が通ります。ただし「冷凍丸鶏」のサイズなどに影響を受けるので、230度での最終加熱の前の焦げ具合を確認して、数分ごとの状態を確認し、焦げすぎないところで取り出すのがポイント。炭化して黒くなる部分が増えすぎないように、飴色の部分の色を濃くしていくイメージです。筆者は面倒なので12分そのまま焼きましたが、仕上がりは写真のとおりで問題はありません。
どんなに気を使って盛り付けても、あっという間になくなります。
食べ終わった骨と残りの肉は「中華風鶏肉粥」に
実は骨まで食べられる、お粥のほうが楽しみなくらいおいしい
「中華風鶏肉粥」。しょうゆとごま油だけでなく、薬味を加えても当然おいしい。
焼き上がったローストチキンは、ナイフで切り分けるなどして食べるとよいでしょう。我が家ではだいたい、脚や羽の部分はそのまま引きちぎられ、肉もスナック感覚でむしられて、あっという間にほとんど骨だけになります。
ただし、この鶏ガラ状態になった丸鶏はラップされて、大切に保管されます。そして、夕食や次の日の朝に「中華風鶏肉粥」としてリメイクされます。この骨まで食べられるお粥がローストチキン以上に我が家では人気なのです。
野菜は大部分溶けてしまうので、本当に残り物で十分です。
こちらも圧力鍋さえあれば、作り方は非常に簡単です。まず、週末の野菜庫をチェックして、中途半端に残った野菜や少し古くなったものをピックアップします。今回は、長ネギとキャベツ、マイタケをみつけました。これらを小さめに切ります。
そして、圧力鍋にお米1合といっしょに投入。当たり前ですが、保管しておいたほとんど骨だけの丸鶏も入れます。そして、お米1に対して水を10の割合でたっぷりと注ぎ、最後にちょっと多めに塩コショウを振りかけます。味は食べるときにしょうゆなどで調整するので、さほど量は気にしないで問題ありません。
手間は40分圧力鍋で加熱することと、そのあと冷めるまで待つことくらいです。
圧力鍋のフタをしたら、あとは沸騰し、圧力がかかってから弱火にして約40分加熱するだけです。40分経ったら、火を切って、フタが開けられる状態まで冷めるのを待って完成。我が家では好みの量のしょうゆとごま油をかけていただきます。
この「中華風鶏肉粥」は丸鶏の骨がホロホロになるまで圧力鍋で加熱しているので、骨まですべて食べられます。おかげで「冷凍丸鶏」のすべてを骨の髄まで平らげたという実感が強く得られ、滋味深く、驚くほどおいしい。ぜひ試してみてください。
できあがったお粥は骨までホロホロ。すべてを食べきった充実感もいいのです。
ノンフライヤー×皮付き鶏肉は最強!
クリスマスはもちろん、年末年始にもぜひ試してみてください
丸鶏だけでなく、皮付きの鶏肉はノンフライヤーで焼くだけでおいしい。
今回はクリスマスを意識して「冷凍丸鶏」のメニューを紹介しましたが、丸鶏でなくても、皮付きの鶏肉とノンフライヤーの組み合わせは、塩コショウだけで無条件においしい反則メニューです。はっきりいって、どうやっても旨い。
我が家では、丸鶏はもちろん、手羽先、手羽元、骨付きチキンレッグ、もも肉など、ほとんど何でもを塩コショウして200度で20分程度焼いて、最後に230度まで上げて、皮をバリバリにする手法で調理しています。ご想像のとおり非常においしいです。
そのため、クリスマスに売れ残って半額セールになった丸鶏といった皮付き鶏肉を我が家では年末年始にも喜んで食べています。安くて旨くて、手間もかからず、ご飯のおかずにも、酒の肴にもなるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
製品サンプル提供●VeSync