美味しい柿の見分け方は!? 柿の6品種を食べ比べ
日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。
新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
11月12日の生活情報で、「毎年恒例の干し柿を作ろう!」ということで、現在、スーさんと火曜班で、干し柿を作っています。ただ、普通の「柿」を食べ比べたことがないかも!と思って、今回は「季節を迎えに行く」という意味でも、様々な品種がある柿を食べ比べてみました!
柿の種類は?
柿の種類、品種、どれくらいあるか皆さんご存じでしょうか?
日本国内で栽培されている柿の種類はおよそ1000種類(らしい)。
日本は柿の生産が盛んで、特に温暖な気候が適した地域で多様な品種が育てられています。加工用・生食用・干し柿用などがあり、その中で、私たちが目にする柿は、商業的に栽培されている、生食用・干し柿用、ということになります。
柿を選ぶ時のポイント!
柿の選び方としては・・・
「柿の果実とヘタがくっついていて、隙間のないもの」
「張りとツヤがありるもの」
「同じ大きさなら、手に持ったときにより重みのあるもの」
を選ぶとよいということです!
今回は、この時期に出回っている柿を取り上げるために、スーパーで販売していた柿をいろいろと探して手に入れてきました。可能な限り、食べてみました。
甘柿の代表的な品種「富有柿」
「富有」は岐阜県で誕生した柿。丸みのある形をしていて、果皮はツヤのある橙紅色。甘味が強くてやわらかく、食感はサクサクとしているのが特徴。
購入してきたのは「福岡県産」。スタッフは、1個=170円くらいで購入。
侍が生み出した?「庄内柿」
山形県庄内地方を代表する特産品の柿。
諸説ありますが、一人の庄内藩士が、廃藩置県により領地を失った庄内藩が原野を開墾して開墾地とこの柿を開発したという説が。
形状: 程よい大きさのやや扁平な形をしており、鮮やかな橙色。
味わい: 渋抜き処理を施すことで、濃厚な甘味とさっぱりとした後味を楽しめます。
食感: 果肉は柔らかく、口当たりがなめらか。
主に生食用ですが、加工品やデザートにも利用されます。
購入してきたのはもちろん「山形県産」。スタッフは、1個=160円くらいで購入。
かためで甘い「次郎柿」
江戸時代末期に静岡県周智郡で植えられた木が起源とされ、明治時代より栽培が広がった。
平たくて丸みのある四角形。
果肉はかためで甘く、歯触りも良好。
購入してきたのは「愛知県産」。スタッフは、1個=250円くらいで購入。
そしてこの「次郎柿」、静岡県「浜北市」で作られいる「浜北次郎柿」というものもある。こちらも1個=250円くらいで購入。
果肉が黒い「紀の川柿」
「紀の川柿」は、和歌山県北部、紀の川市の特産品。
木になったまま渋抜きをする事で、果肉に胡麻状の着色がつく特別な柿。
樹に成ったまま完熟させるため、果皮の色が濃く、果肉は黒くなるそう。
平たくて丸みのある四角形。
しっかりとした歯ざわり、シャリシャリとした食感。
購入してきたのは「愛知県産」。スタッフは、1個=430円くらいで購入。
百万石の極みに認定「高松紋平柿」
高松紋平柿は、石川県独自の渋柿ですが、シブを抜き、まろやかな甘い柿に変えて食べ頃を出荷しているそう。
石川県が定める基準を満たした県産食材が使用できる県公認ブランド【百万石の極み】に認定されているそう
形状は、横に平たく厚みのある楕円形で、先がやや尖っています。肉質はなめらかで弾力がある柔らかな歯ざわりです。食べた後も甘さの余韻が残ります。
購入してきたのはもちろん「石川県産」。スタッフは、1個=430円くらいで購入。
皆さんも、柿の食べ比べ、いかがですか!ぜひ試してくだい!!
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)