【西武】甲斐野央投手インタビュー 「ファンの方にワクワクしてもらえるような投球を心がけてやっていきたい」
2月28日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの甲斐野央投手にインタビューした模様を放送した。昨シーズンに経験した右肘の故障、今シーズンへの想いについて訊いた。
――ライオンズに移籍した1年目は4月に右肘の違和感で離脱して、8月下旬に1軍へ復帰となりましたが、1軍復帰への過程は一進一退だったのでしょうか?
甲斐野「気持ちは落ち込みましたね。ケガはよくしているのですが、『今年もか』という感じで結構落ち込んでいました」
――右肘の故障した部分は以前も故障してしまった部分だったのでしょうか?
甲斐野「違うところだったのでより難しかったです。1度ケガをした部分だったら改善方法の引き出しがあるのですが、まったく違う部分だったので『困ったな』という感じでした」
――違う部分の故障となると気持ち的に折れてもおかしくないですが、トレーナーと「どうやって1軍復帰までの道のりを歩んでいこうか」など色々話をされたのでしょうか?
甲斐野「リハビリのトレーナーさんに感謝をしています」
――リハビリも色々探りながら行われたのでしょうか?
甲斐野「プラン通りにやってもうまくいかなかったり、自分の身体に素直にならないといけなかったと思います。無理をしてしまう自分がいるので、本当にトレーナーさんに迷惑をかけましたし、ファンにも迷惑をかけたなと思います」
――8月下旬に1軍復帰をされまして、復帰後の防御率は0.87という成績を残されました。復帰後の投球はご自身的にはどう感じましたか?
甲斐野「来シーズンに向けていい形というか、19試合に登板して『この投球スタイルで行こう』というのが少し見えつつあります。1軍復帰後のパフォーマンスが今シーズンも出せればもちろんいいですし、試合数が少なかったので自分のハイパフォーマンスが出せたところもあるので、シーズンを通して投げられたらそれなりのことができるんじゃないかなと思います」
――今シーズンは甲斐野投手としてもリベンジの年になると思いますが、その辺りの想いはいかがでしょうか?
甲斐野「リベンジというより自分が悪かったので、自分自身に腹が立っていました。今シーズンが終わったあとに『よく頑張ったな』と自分自身に言えるようにしていきたいですし、数字的なところに重きは置いていなくて、今年は球場へ見に来てくださったファンの方、テレビやネットで見てくださっているファンの方にワクワクしてもらえるような投球を心がけてやっていきたいなと思っているので頑張ります」
※インタビュアー:文化放送・高橋将市アナウンサー