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「2025年はアナゴの当たり年!?」霞ヶ浦ふ頭のちょい投げ釣りで30cm級アナゴ連発【三重】

TSURINEWS

霞ヶ浦ふ頭のアナゴ釣りが好調(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

伊勢湾奥の霞ヶ浦ふ頭でアナゴの数釣りが楽しめる好機が到来。5月初旬の実釣では30cm級を中心に連続ヒットし、名古屋港西部でも好釣果を記録。外道に悩まされながらも、粘りの釣りで8匹・9匹と連日好調。今年はアタリ年の予感漂うアナゴ釣りを、夕涼みがてら狙ってみてはいかがだろう。

霞ヶ浦ふ頭でアナゴ釣り

もう初夏だというのになかなか状況が上向かない今年の伊勢湾奥。5月上旬の時点でアジはまだ戻らず、メバルも姿を見せない。釣れるのはシーバスとクロダイ、カサゴくらいで、そのせいか普段なら常連たちでにぎわうふ頭周りも静かだ。

そんな折、仲間からアナゴの情報が入った。昨シーズンの四日市は例年にないほどの不調で、今シーズンの状況が気になっていたところ。そこで5月6日の夜、三重県四日市の霞ケ浦ふ頭に足を運んでみた。

辺りが暗くなる午後7時ごろから、チョイ投げ2本と足元1本の3本ザオでアタリを待つ。様子見ということもあり、エサは定番のアオイソメを使用。

早速足元のサオに反応があったが、巻き上げると小型のカサゴ。その後はしばらくアタリのない時間が続く。

当日のタックル(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

ゲストが続々ヒット

エサをチェックするためチョイ投げ仕掛けを回収すると妙に重い。ハリに掛かっていたのはウミウシの仲間のウミフクロウだ。

ウミフクロウの猛攻も(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

続けて足元の仕掛けを回収すると、両テンビンに2匹のウミフクロウ。さらにはチョイ投げでハゼやヒガンフグと外道ばかりが続く。

ヒガンフグ登場(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

30cm級アナゴをキャッチ

ここまで本命らしいアタリは皆無。やはり今年もハズレ年なのか。そう思ったとき、サオ先をたたくようなアタリとともにイトが引き出された。

サオを手に持ち、張らず緩めずのテンションでタイミングを計る。サオが絞り込まれたところでアワセを入れると心地いい重量感。これは間違いなく本命の手応えだ。

慎重に浮かせると30cmほどのアナゴが姿を見せた。この1匹を皮切りに時合いに入り頻繁にアタリが出るようになってきた。だが反応があるのはチョイ投げで、足元狙いにはアタリが出ない。

とはいえ、どちらか一方に偏ることは特に珍しいことでもない。ここで足元のサオを片付け、1本チョイ投げを追加した。

ここからは外道に邪魔されることなくヒットを重ね、アタリが途絶えた午後9時までに30cm級を中心に8匹キャッチして終了となった。

6日は8匹(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

翌日もアナゴが好調

となると気になるのは他のエリア。そこで翌日は名古屋港西部まで足を延ばした。この日は集魚力の高いサバの切り身を用意し、午後7時15分にスタート。水深が浅いのでチョイ投げ3本だ。

開始30分ほどでアタリが出始め、まずは35cm級をキャッチ。シーズン初期としては、まずまずのサイズだ。その後も適度にアタリは続き、9時までに9匹と前日を上回る結果が得られた。

7日はツ抜け達成(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

アナゴの数釣りを楽しめた

こうなると、なんとなく欲が出る。すでに時合いは終わった感もあったが、しばらく粘って無事ツ抜け達成。エサなのか場所なのか、それとも単なる偶然なのか、前日よりやや大きめの個体が多く満足の結果となった。

この釣果を見る限り今年は当たり年の期待も高まる。身近な場所で手軽に楽しめるが、時合いを過ぎるとアタリがピタッと止まるケースが多いので手返し良く狙いたい。

初夏のアナゴは成長に伴って少しずつサイズアップし、これから梅雨明けまでが盛期となる。極上の味覚が楽しめる伊勢湾奥のアナゴ、夕涼みも兼ねて狙ってみてはいかがだろう。

今年のアナゴは当たり年!(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年5月23日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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