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猛暑の夏は背筋がゾクッとする話でひんやり!怖い話、怪談、不思議な物語の本ベスト3は?【店長さーん!お薦めの本、教えてください】

アットエス

今月は谷島屋書店アピタ磐田店が厳選


静岡新聞社出版部のアッキーこと秋田です。
皆さん、7月には怖いものにまつわる記念日があるのをご存じでしたか?

7月13日は「オカルトの日」、26日は「幽霊の日」だそうです。「オカルトの日」は1974年(昭和49年)のこの日、オカルトブームの火付け役となった映画「エクソシスト」が日本で初公開された日です。

そして「幽霊の日」は、1825年(文政8年)、江戸の中村座で四代目・鶴屋南北作の歌舞伎狂言「東海道四谷怪談」が初演された日だそうです。私は中校生の時、苦手なホラー映画で初めてみたのが『エクソシスト』でした。劇中で流れていた曲や効果音などは今も忘れられません。

そこで今回の「店長さーん!お薦めの本、教えてください」は、怖い話でヒンヤリする暑い夏にぴったりの「怖い話や不思議な話のお薦め本ベスト3」をアピタ磐田店長中谷郁江さんに教えていただきました。

恒例の「子育て世代に是非読んでもらいたい」1冊もありますよ。
※価格は税込

1.「夜市」 恒川光太郎(著) KADOKAWA 

文庫判、224頁、572円


【あらすじ】妖怪たちがさまざまな品物を売る不思議な市場「夜市」。小学生の時に、弟と引き換えに野球の才能を手に入れた裕司は、野球部のヒーローとして成長します。罪悪感を抱えながら生きてきた裕司は弟を取り戻すため、再び「夜市」を訪れます。

【中谷店長のお薦めポイント】ホラー小説ですが、そこまで怖くはないのでホラーが苦手な方にも読んでいただきたい1冊です。弟を失った裕司を通して、家族の大切さや温かさを感じられると思います。そして、自分の人生について、これまで以上に深く考えるきっかけになるのではと思います。
 

2.「しずおか妖怪・奇談を訪ねて」 静岡新聞社編

A5判、96頁、1320円


【あらすじ】河童や天狗など県内各地に語り継がれる妖怪伝説が、ゆかりの地(不思議スポット)と共に紹介されています。 妖怪由来のイベントやご当地キャラの情報も掲載。ひと味違った散策ガイドとしても活用できる一冊。

【中谷店長のお薦めポイント】妖怪本は数あれど、静岡に限定した妖怪本は中々ないのではないでしょうか?初めて読んだ時には県内にこんなに妖怪が居たんだと驚きました。県内各地の妖怪が載っているので、自分の地元の妖怪も掲載されているかもしれません。

妖怪好きの方、静岡好きの方はぜひ本書を片手に県内の不思議スポットを巡ってみてください。
 

3.「家守綺譚」 梨木香歩(著)新潮社

文庫判、208頁、605円


【あらすじ】行方不明の親友の父親から、実家の家守を任された主人公。自然豊かな土地で、たぬきや人魚などさまざまな生き物と出合う穏やかな日々。昔懐かしい日本を舞台にした、優しく不思議な物語です。

【中谷店長のお薦めポイント】主人公は四季折々、さまざまな植物に囲まれ、季節を感じながら日々を過ごします。読んでいると時間の流れがゆっくりと感じられるような小説です。忙しい日々の合間など、一息つきたい時にオススメの小説です。

今月の子育て世代にお薦めの本は?

続いて、恒例のおまけコーナー。店長が「子育て世代にぜひ読んでほしい」とお薦めする一冊も教えてくれました。

「ヨチヨチ父」 ヨシタケシンスケ(著) 赤ちゃんとママ社

B6判、123頁、990円


【あらすじ】絵本作家、ヨシタケシンスケさん初の育児イラストエッセイです。ヨシタケさんが子育て中に感じたこと、考えたことが包み隠さず描かれています。

【お薦めポイント】何となくモヤッとしたこともイラッとしたことも、ヨシタケさんの手にかかるとクスッと笑えてしまうから不思議です。良い事も悪い事もいずれは思い出になるんだなぁと感じた1冊です。どの場面も面白くて、ほっこりするので、ぜひ読んでみてください。

本を紹介してくれた谷島屋書店アピタ磐田店・中谷郁江店長


■谷島屋書店アピタ磐田店
住所:磐田市今之浦3-1-11  アピタ磐田1階
電話:0538-88-3872
X: https://twitter.com/yajimaya_apiiwa

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