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【ネタバレ】「デアデビル:ボーン・アゲイン」第4話パニッシャー、前バージョンは「矛盾して面白くなかった」 ─ 仕切り直して「ヤワさやユーモア一切排除、とことん突き詰める」

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マーベル・ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」第4話「司法にはかくあるべし」では、人気キャラクターのパニッシャー/フランク・キャッスルが待望の再登場を果たした。演じたジョン・バーンサルが同役に復帰する大きな機会があったが、その裏には危うくバーンサルが役を諦めかける危機もあったという。

この記事には、マーベル・ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」第4話「司法にはかくあるべし」のネタバレが含まれています。

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危うく降板しかけるところだった?-->

この記事には、マーベル・ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」第4話「司法にはかくあるべし」のネタバレが含まれています。

© MARVEL 2025

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マーベル・ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」第4話「司法にはかくあるべし」で、デアデビル/マット・マードックは自身の尽力によって無罪を勝ち取ったヘクター・アヤラことホワイトタイガー銃撃事件の犯人を探していた。マットが現場から見つけ出した薬莢に刻まれていたのは、パニッシャーのマーク。そこで訪れたのは、かつて激しい対立や共闘を経た私刑執行人パニッシャーことフランク・キャッスルの隠れ家だ。

パニッシャーは、前シリーズ「デアデビル」シーズン2より登場した大人気キャラクター。目の前で家族を皆殺しにされたことで復讐の怒りとトラウマに苛まれるフランクは、暴力による粛清を私的に行う過激なアンチヒーローとなった。法の正義を信じる不殺主義のマットとは何度も対立している。

(c) 2025 Marvel

(c) 2025 Marvel

再登場したフランク曰く、ヘクター・アヤラ殺害現場から見つかったパニッシャーの薬莢は模倣犯によるものであり、自身は関与していないという。2人はここでも激しい口論となると、フランクはマットに対して親友フォギー・ネルソンを救えなかった罪悪感に苛まれているはずだと責め立てる。罪悪感に向き合って心を開き、法制度ではない形で報復すべきだとフランクは考えているが、善を信じるマットは、フォギーが持っていた尊い優しさや純粋さを大切にすべきだとの思いを返し、立ち去る。

「デアデビル」前シリーズで人気を博した後、単独ドラマも全2シーズンが製作されたパニッシャー待望の再登場となった。本作「ボーン・アゲイン」は当初、の前シリーズとの繋がりが希薄なソフトリブート版として撮影が進められていたが、これを懸念したスタジオが全面的な再撮影に踏み切ったという経緯を持つ。パニッシャーを再演したジョン・バーンサルは、この前バージョンを信用していなかったという。

「うまくいくか様子見してみよう」と、バーンサルは米で当初のバージョンへの所感を振り返っている。前バージョンについては「結局、観ていない」そうだ。「そのバージョンのフランクは見てないし、フランクに求められていたものは俺にとって辻褄が合わなかった。ファンに訴えられるものじゃないし、矛盾していた。やってて面白いものじゃなかった。だから離れざるを得なかった」。

危うく、本シリーズ限りでバーンサルがパニッシャー役への関心を失うところだった。その後、企画が刷新されたことによって、シリーズはキャラクターにより忠実になった。「話し合いにも呼んでもらえるようになった。フランクの心理状態や肉体の状態についてもかなり具体的になった」と、バーンサルは振り返っている。

フランク・キャッスルに訪れた新しい機会についてバーンサルは、このキャラクターをさらに進化させる真のチャンスだと考えている。「フランクをフランクたらしめる真の解放性やハングリー精神があるのかどうかを見たかった。フランクは観客に背を向けて、困難をもたらすほどの勇気と力強さを持てるダークさがある。非常に複雑な心理描写にして、ヤワさやユーモアなどは一切排除、とことん突き詰める」。

こうしてフランクは、「ボーン・アゲイン」第4話に再登場を果たし、因縁の相手であるマットと対面を果たした。2人はまたも激しく言い合うが、ここでのキャラクターの心情についてバーンサルは説明する。

「誰の心にも、フランクは少なからず存在する。俺はそう信じています。“誰だって一日でも悪い日があれば、俺みたいになる”というセリフの通りです。フランクはマットの中に自分自身を見出していると思うし、マットも自分の中にフランクがいることを自覚していると思う。

でも同時に、フランクにはグレーなことをしている時間がない。彼は物事を考えたり、こだわったりする時間がない。フランクはマットが何かを行ったり来たりしたり、捻じ曲げたりすることは、自分の真実とは相反するものだとはっきり考えているし、そう理解している。フランクにとって、マットを凌ぐ知恵を持ち、自分が正しいとわかっているからこそ、そのことで彼を苦しめることほど素晴らしいことはないんです。」

今後、パニッシャーは配信の単独特別ドラマにて帰ってくる。あらすじは不明だが、バーンサル自らが脚本を手がける初企画。「ボーン・アゲイン」での再登場で「俺が本当に表現したい形でのフランク・キャッスルに近づく扉が開いた感じ」と手応えを語るバーンサルは、単独作品について「本当に良いものにしたい」と意気込み。「一切の制限がない」という次の新作では、「暴力には代償が伴い、その代償が描かれることになる」ということだ。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」はディズニープラスにて独占配信中。

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