イオン天王町ショッピングセンター ケアラーのサポートを 15の企業らが情報提供
「家族の健康習慣」をテーマにしたイベントが3月22日と23日の2日間、イオン天王町ショッピングセンター(高木浩二店長)で実施された。
同イベントは、イオンリテールが今後増加することが見込まれるケアラー(家族のシニアケアや介護に携わる人)のサポートを目的として2023年に立ち上げた事業「MySCUE」の一環。同事業では、「見る、知る、話せる」をコンセプトとしたシニアケアに必要な情報や商品などを提供する店舗をイオンスタイル品川シーサイドに展開するほか、情報サイト「MySCUE」でもシニアケアや介護に関する相談を介護経験者や専門家にすることができる(無料)。
全国のイオンモールなどでイベントを実施しており、今回の2日間ではヘルスケア関連の商品やサービスを提供する15の企業・団体が自身の健康状態を知る体験の提供や相談を行った。
大塚製薬株式会社のブースでは介護者や認知症の人の視点をVRで体験することができる「VRで体験!認知症ケア」を実施。認知症の症状の1つである「怒りやすくなる」をテーマにしたVRを体験した坂本博さん(76歳)は「怒りやすくなると知って参考になった。将来介護を受けるかもしれないが、気を付けたいと思う」と話した。また、AI姿勢分析アプリを活用した「からだバランスチェック」を体験した女性は、体が少し右に曲がっていると指摘を受け、かかと立ちの運動をすると良いとアドバイスを受けていた。