【吉野家・松屋・すき家】牛丼チェーン3社を比較してみた!味やコスパの違いは?
結局何が違うの?大手牛丼チェーン3社を徹底比較!
大手牛丼チェーンである「吉野家」「松屋」「すき家」。それぞれのお店の牛丼にはどのような違いがあるのか、疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、筆者が実際に3店舗の牛丼の並盛を購入し、調べてみました。味やコスパはもちろん、ごはんの量や具の量についても徹底調査しています。これから牛丼を購入しよと考えている方は、ぜひこの記事を参考に自分に合ったお店で購入してみてください。
牛丼の基本情報を比較
「吉野家」「松屋」「すき家」の牛丼の基本情報を比較してみました。
吉野家の牛丼について
牛丼のサイズの種類 / 小盛・並盛・アタマの大盛・大盛・特盛・超特盛
牛丼の価格帯 / 465〜993円(税込)
テイクアウト可否 / 可
牛丼の歴史 / 1899年(明治32年)に東京・日本橋で誕生。1991年(平成3年)4月に牛肉の輸入が自由化され、吉野家の出店数が増える。同年10月には、並盛を全店舗で販売。1998年(平成10年)には、47都道府県すべての出店を果たす。
「吉野家」は1899年に誕生。1968年には、店舗拡大しチェーン化を目指します。「早い、うまい、安い」をキャッチフレーズにしていました。
2016年には、心地良さを重視したクッキング&コンフォートスタイルの「吉野家」が恵比寿に初登場。一度は倒産しかけた吉野家ですが、人々のライフスタイルの変化に応じてさまざまな施策をし、現在では47都道府県すべての出店を果たしました。
松屋の牛丼について
牛丼のサイズの種類 / 小盛・並盛・あたまの大盛・大盛・特盛
牛丼の価格帯 / 400〜790円(税込)
テイクアウト可否 / 可
牛丼の歴史 / 1966年(昭和41年)に、東京都練馬区に中華飯店「松屋」を開店。2024年(令和6年)現在では、牛めしの「松屋」だけでも1000店以上の店舗を構えている。
「松屋」は1966年、東京都練馬区の中華料理店から始まりました。それ以来松屋は、牛めし、とんかつ、寿司、カレー、ラーメンと業態を広げます。牛めしの松屋のみでも、1000店舗以上のお店を構えるまでになりました。
松屋フーズが常に挑戦を続ける企業であることが分かります。
すき家の牛丼について
牛丼のサイズの種類 / ミニ・並盛・中盛・大盛・特盛・メガ
牛丼の価格帯 / 380〜930円(税込)
テイクアウト可否 / 可
牛丼の歴史 / 1982年(昭和57年)に神奈川県横浜市ですき家の1号店を開店。2008年(平成20年)4月には、すき家1000店舗を達成する。2022年(令和4年)6月には、創業60周年を迎える。
「すき家」の名前の由来は2つあります。ひとつは「すき焼き」、もうひとつは「好き家」。「すき焼き」は、横浜で愛されるようになった牛鍋が元祖だと言われています。「好き家」は、皆様に好きになっていただきたいといった願いが込められているようです。
2008年4月にはすき家は1000店舗を達成しています。2019年7月には、モバイルオーダーを導入。2022年6月には、創業60周年を迎えています。
牛丼のコスパを「並盛」で比較
「吉野家」「松屋」「すき家」のコスパを比較するため、牛丼(並盛)の総量やごはんの量、具の量を比較してみました。
牛丼の総量を比較
3つの店舗の並盛の総量は「吉野家」が349g、「松屋」が343g、「すき家」が420gです。
並盛の総量を比較すると、すき家が圧倒的に多いことが分かります。吉野家と松屋は、6gほどしか違いがありませんでした。
牛丼のごはんの量を比較
3つの店舗の並盛のごはんの量は「吉野家」が253g、「松屋」が221g、「すき家」が309gです。
並盛のごはんの量を比較すると、すき家が一番多いことが分かります。次に吉野家が多く、3店舗のなかで松屋が一番少ないですね。
牛丼の具の量を比較
3つの店舗の並盛の具の量は「吉野家」が101g、「松屋」が120g、「すき家」が116gです。
総量やごはんの量はすき家が一番多かったのに対して、具の量は松屋が一番多いですね。次にすき家が多く、一番少ないのは吉野家です。
コスパを比較
/ 1gあたりの価格
吉野家 / 約1.4円
松屋 / 約1.3円
すき家 / 約1.0円
上記の表を見ると、3店舗のなかで一番コスパのよいのは「すき家」でした。「吉野家」と「松屋」は、1gあたりの価格の差が0.1円と少ないです。コスパ重視で考えるなら、すき家がお得と言えます。
牛丼の味わいを比較
「吉野家」「松屋」「すき家」の牛丼の味わいを実際に筆者が食べて比較してみました。
吉野家の牛丼の味わい
「吉野家」の牛丼は、ごはんにだし汁がしっかりと染み込んでおり、最後までおいしく食べられました。
牛肉はボリュームがあり、やわらかく食べやすい印象。赤身と脂身のバランスがよく、玉ねぎも甘みがあってごはんと相性抜群です。
松屋の牛丼について
テイクアウトでは「松屋」の牛丼のみ、具とごはんが分かれていました。食べるときに具をごはんに移すスタイルのようです。
玉ねぎは吉野家、すき家と比べて大きめにカットされている印象。肉は脂肪分が少なめのものを使用しており、食べごたえがあります。
すき家の牛丼について
「すき家」の牛丼は一番筆者好みの味付けでした。牛肉は吉野家、松屋よりも薄めでボリュームがあり、だし汁とごはんがしっかりと絡み合って満足度抜群。
牛丼の味は吉野家よりも少し濃いめで、松屋よりは薄い印象をうけました。生姜の味が効いているのもうれしかったです。
3つの牛丼の味わいを比較
3店舗の牛丼は、どれも同じ味ではないと感じました。見た目を比較すると吉野家とすき家の容器は四角い形なのに対して、松屋は丸い容器。松屋のみ具とごはんが分かれているのが特徴です。
筆者はすき家の具がとてもボリュームがあるように感じました。またすき家の牛肉は、吉野家や松屋と比べて薄く食べやすかったです。
比較結果まとめ
比較してみて分かったこと
吉野家は味が薄めの印象。肉は柔らかくジューシーでした。
松屋は醤油の味が強く、甘みもありました。食べごたえを重視したい方におすすめ。
すき家は、生姜の味がよく効いていました。肉は薄めでごはんと絡めて食べやすかったです。
吉野家、松屋、すき家の牛丼はどれも同じ味ではない!
「吉野家」「松屋」「すき家」の牛丼は、どれも同じ味ではなかったです。肉の分厚さやごはんの量、玉ねぎのカットの大きさなどに違いが見られました。
どの店舗で牛丼を購入しようか迷っている方は、この記事で紹介したレビューを参考に選んでみてくださいね。
※掲載商品の情報は公開時点のものです。店舗によっては取り扱いがない、または販売終了している場合もありますので、あらかじめご了承ください。
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。
ライター:miho0407(Webライター)