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湘南台在住 神山大地さん 野球 世界大会で準優勝 個人では首位打者に

タウンニュース

試合中、真剣な眼差しでバットを構える神山さん(提供)

小・中学生の硬式野球リーグ「ポニーリーグ」の世界大会「PONYWorldSeriesU12BRONCO」が先月末、アメリカ・テキサス州で行われ、日本代表メンバーとして湘南台在住の神山大地さん(湘南台中1年)が出場した。チームは準優勝に輝き、個人では7割3分3厘の打率で大会の首位打者となった。

世界50カ国が加盟する同リーグ。今大会には各国の強豪10チームが出場した。日本代表は昨年初の優勝を果たし、2連覇を目標に掲げていた。6月上旬にフィリピンで行われたアジア予選で優勝し、神山さんも3番打者として大会通じて4本のホームランを放つなど勝利に大きく貢献した。

臨んだ本大会では「自分らしく、いつも通り戦う。大量得点を狙うのではなく、一点ずつ確実に獲っていく」をチームのスローガンとした。2回戦では米国勢に22点差をつけて勝利し、深夜の開催となった3回戦でもメキシコに10対1の快勝。神山さんも本塁打で得点を重ねた。「最初は緊張していたけれど、次第に大舞台を楽しめるようになった」と決勝まで順調に駒を進めた。

決勝戦の相手は、昨年準優勝のドミニカ共和国。序盤から先制ホームランを許し、「力の差に動揺してしまった」と振り返る。体格の違いや身体能力の高さに圧倒され、結果は2対14で敗退。悔し涙を飲んだ。

「優勝したかった」と率直な思いを語り、「相手の球の速さについていけるよう練習が必要。技術面でまだできることがあると思う」と分析する神谷さん。次は再来年、U14で世界に挑むことになる。「チームの一員として、常に上を目指していく」と雪辱を誓った。

個人としては、大会一の打者として認められた。「世界で通用したことはとてもうれしい」と満足感をにじませる。所属する相模原の「SKポニーリーグ」での毎週末の練習では、バッティングでぶれやすい下半身を強化するほか、見逃しストライクを防ぐ左半身を重点的に鍛えた。守備面でも従来のポジションであるサードだけでなく、外野手の練習も行う。

「成長を実感できている」。将来の夢を甲子園、プロ選手、メジャーリーグとし、目標の人物にイチロー元選手を挙げる。「さらに活躍し、藤沢を野球で盛り上げたい」と決意を述べた。

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