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兄妹でのキャンプ参加も! サッカーを通して、頼もしく成長していく二人が何度も参加したくなるワケ

サカイク

普段の環境とは違う雰囲気の中、サッカーに取り組むことができるサカイクキャンプ。中にはきょうだいでリピート参加している子たちもいます。

夏のキャンプで参加4回目のショウタくん(小5)と妹のヒナちゃん(小2)は、兄妹で参加し続け、キャンプ経験を重ね、少しずつ成長を見せ始めている二人。

人間力を磨いてほしいと、サカイクキャンプの趣旨に賛同して参加を決めたご両親に、兄弟で楽しかったキャンプの思い出や実際二人にどんな変化があったのか、お話しをうかがいました。
(取材・文 木村芽久美)

 

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サカイクキャンプでトレーニング中のショウタ

 

<<キャンプで学んだ、諦めない気持ちがサッカーと勉強を頑張る日々の心の支えに 技術だけでなく心も成長するキャンプの魅力

 

 

■人間性を磨いて欲しいというお父さんの想いから、サカイクキャンプへ

サカイクキャンプを選んだきっかけについて「キャンプの内容が、サッカーの技術だけ磨くような、サッカーに特化したキャンプであれば、多分参加はしていなかった」とお父さんは言います。

ショウタくんは小学1年生で地元のチームでサッカーをはじめ、サッカー経験のあったお父さんは、ボランティアでコーチをしていたのだそうです。

当時、ショウタくんを身近で見守りながら、本当にサッカーが好きで続けられるかなと少し悩んだ時期があったと言います。そんな中、低学年向けに楽しみながら行うトレーニング法をサカイクで学ぶ中でキャンプを知り、「技術だけではなく、人間性を高める」というキャンプの趣旨から、ショウタくんに参加を勧めたのがきっかけだったと言います。

ショウタくんも参加者の楽しそうな様子を動画で見て、行ってみたいと思ったのだそうです。

 

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■兄妹での参加、女の子でも安心して参加できる環境

初めての参加時、ショウタくんは「初めは緊張したけど、仲間や先輩が優しかった」と2日目以降はもうすっかり馴染め、楽しめたと言います。

1年生からショウタくんと同じチームでサッカーを始めたヒナちゃんも、その楽しそうだった様子から、ショウタくんの2回目参加時には、一緒に参加したいとヒナちゃん自身が強く希望したのだそうです。

頼れるお兄ちゃんがいるとはいえ、まだ1年生で参加者は男子ばかり。これにはお母さんも「だいぶ心配しました」と振り返りますが、その意志の固さから承諾したのだと言います。

ヒナちゃんが参加した時の女子参加者は3人、部屋も一緒だったそうですが、部屋の様子は女子コーチが見守り、困ったことがあった時にも優しく対応してくれ、安心できる環境だったそうです。

また、サッカーを始めたばかりのヒナちゃんでも楽しくトレーニングができ、「ドリブルだけじゃなくパスもしている」と普段のチームメイトとは違う動きに刺激を受けたと言います。

  

■参加後、徐々に考えてプレーする様子が見られるように

ショウタくんはキャンプでの試合時、仲間がしっかり動いてパスをもらおうとしている様子にも影響を受け、チームに帰ってから動き方などへの意識の変化があったと言います。

お父さんもショウタくんについて「何回か参加していく中で、少しずつ変化があった」と、一つ一つのプレーを選択しながら「考えてサッカーをしている。そういうプレーが見られるようになった」と話します。

キャンプの内容と、今いるチームでのコンセプトと合っていない部分もあるけれども、その中でも自分でより良いものを選択している様子が見られ、ショウタくんの中で様々な選択肢の中から思考が繋がり、それが良い方向にいっていると感じたのだそうです。

 

■キャンプでの体験を経て、自分から積極的に声をかけられるように

サカイクキャンプでトレーニング中のヒナちゃん

 

インタビューにも自分の意見をはっきり言えるヒナちゃんですが、お母さんによると、コーチとは話せても「自分から知らない子に積極的に話しかけに行くようなタイプではなかった」のだそうです。

ライフスキルの「リーダーシップ」について学んだことや「体験の子がいるから、声をかけてあげよう」とコーチからの声かけもあり、「幅広く声をかけられるようになった」と言います。

ヒナちゃんのキャンプ参加時には、年上のルームメイトととても仲良くなったのだそうで「手紙をもらった」とうれしそうに教えてくれました。

次のキャンプ参加時には、ヒナちゃんがお手紙書いて持っていくのだと楽しそうな様子でした。

 

■兄妹の関係性の中でも養われた、自分で解決する力

3回目の参加時、お母さんの仕事の都合もあり、2人だけで新幹線に乗り、キャンプへ向かったのだそうです。途中、財布を落とすアクシデントがあったものの、ショウタくんは自分で対処し、財布は無事見つけられたのだと言います。

キャンプでも年下の子にも積極的に声をかけられ、面倒見がいいショウタくんですが、柏瀬コーチによると、一緒に参加するヒナちゃんへの対応は少しずつ変わっていったそうです。

「ヒナちゃんが初めて参加した時は、お兄ちゃんらしく困っていたらすぐに助けにいっていたのですが、3回目、4回目の参加の時には、まずは様子を見守って、本当にヒナちゃんが必要そうな時にだけ声をかけるようになりました。自分で最善を考えながら行動しているのが印象的でしたし、大きな変化です」

ヒナちゃんについても「困ったらお兄ちゃんを頼っていたのが、キャンプへの参加回数とともにだんだんその回数も減って、自分で色々な行動を決めて動けるようになった」と、成長している2人の様子を教えてくれました。

 

■自分でサッカーの準備ができるように成長した二人

お母さんは二人の変化について、普段の生活の時にも自分のことは自分でするようになったと言います。

以前はチーム練習の時、水筒を忘れると取りに帰ったりしたこともあり、準備は一応自分ではやらせるものの、こっそり確認していたのだそうです。

「今は声を出して確認しながら準備できるようになったのはキャンプのおかげかなと」とその成長について言います。

今後どんな選手になりたいか、二人に聞いたところ、
ショウタくんは「ディフェンスがしっかりできるような選手」、ヒナちゃんは「長谷川唯選手のようになりたい」と頼もしく答えてくれました。

「コーチがポジティブな声かけをしてくれる」「仲間と楽しくおしゃべりしながらの食事が楽しい」と二人ともおすすめのキャンプ。

特にヒナちゃんは、今後女子の参加が増えることを期待しているそうなので、ぜひ女の子も参加してみてくださいね!

 

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