芦ノ湖で夏のボートワカサギ釣り満喫【神奈川】6~12cmのワカサギ352尾をキャッチ
8月18日(日)、神奈川県箱根町にある芦ノ湖へワカサギを求めて釣行した。7月中旬から釣れ始め、秋には刺網漁も解禁され、縁起物として箱根神社や宮内庁に奉納される特別な存在だ。今年も湖尻や箱根町湾周辺で、6~12cmのサイズが釣れており、群れの動きは速いものの、多くのワカサギが釣れた。
芦ノ湖で夏のワカサギ釣り
同湖のワカサギは、『夏ワカサギ』として7月中旬から釣れ始める。また、10月1日には刺網漁が解禁となり、解禁初日に水揚げされたワカサギは、箱根神社に奉納され、宮内庁にも献上される縁起物だ。
今年の5月中旬に試釣した際には、大島周辺で1時間で6~10cmを22尾だった。それ以降、湖尻で6月中旬から、箱根町湾で7月下旬から釣れ始めており、現在は湖の各所で釣れているとのこと。
タックルセッティング
釣行当日は、湖尻湾のボート店からローボートを借りて出舟。まずは、桟橋前でアンカリングして開始。
エサは白サシのハーフカットを使用。芦ノ湖では、夏場は空バリ、初秋から中秋にかけては赤虫か紅サシを利用することが多い。だが、インレットのある桃源台付近でワカサギを釣る場合、産卵のために接岸したヒメマスが食ってくることが多いので、それを避けるために私は白サシを使用している。
まずは小さなサイズが釣れる
朝一番の釣り場所に決めたのは、水深14mで桟橋から150mほどの近場。仕掛けを湖底まで下ろして誘いを入れるとすぐに反応があり、3点掛けで釣れてきた。サイズは7~8cm。
ところが、次は3~4cmが4点掛けとミニマムサイズ。通る群れによって、サイズに差があるようだ。
場所を移動してサイズアップ
時期が早いためか群れの動きも速く、魚探に反応があっても30秒ほどでいなくなってしまう。それでも、適度に群れが通るので、ポツポツと釣れる。
1時間半ほどで80尾までは順調に釣れたものの、それ以降は群れが回ってこなくなってしまう。そこで場所移動。
次は、少し神宮側に移動した水深17mのポイント。アンカリングによって群れは散ってしまったが、すぐに次の群れがやってきてポツポツ釣れる。平均8~10cmとまずまずのサイズ。
比較的良型が釣れる傾向
しかし、ここも1時間ほどでアタリが止まってしまう。魚探に時々反応は出るのだが、食ってこない時間が続いたので、再び場所移動。
次は、沢が流れ込む岡本沖で水深12mの場所。ここでは、群れが途切れることなくボートの下を通っていくが、ウグイもかなり釣れてくる。
型は6~12cmとバラバラだが、比較的良型が多く、コンスタントに釣れるのがいい。
深場に本命が集まっているか
岡本沖は、水深12mほどの浅場から水深18mほどの深場まで釣れるが、浅い場所ほどウグイが食ってくるので、手返しは遅いが深場のほうがいいように思う。
12時までワカサギ釣りを楽しんで納竿。釣果は、3.5~11cmを352尾1042gだった。バッテリーを新調したのだが、電動リールとの相性が悪く、終始ストレスが溜まる釣行となった。それでも1kg超ならまずまず。
すでに、一日釣れば2kg超の釣果が出ているようなので、ワカサギはかなり湧いているようだ。群れの動きは速いが、少し待てば次の群れが入ってくる状況なので、今後が楽しみだ。
<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年9月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。