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異様に清涼な気に満ちていました【駅ぶら】06京王電鉄314 相模原線34

鉄道チャンネル

※2023年12月撮影

トップ画像は「北辰妙見尊」通称「武州百村 北辰妙見宮」。204段の石段を上って到達しました。こちらは「妙見寺」さんの「妙見様信仰」の説明です。

神様に静寂を乱したことをお詫びします。

※2023年12月撮影

「稲城市教育委員会」の案内板がありました。

「稲城市指定文化財 妙見宮宮殿

所在地 〈略〉

指定日 令和元年10月15日

妙見宮宮殿は、市の社寺建築調査により発見された棟札から江戸時代前期の元禄16年(1703)に建立されたことが明らかであり、市内の本殿建築では、穴澤天神社本殿、青渭神社本殿、杉山神社本殿に次いで古い建築物である。構造は、一間社流造、こけら葺、丸柱で、桁行5.60尺(約1.70メートル)の規模である。

本殿向拝の水引虹梁木鼻(みずひきこうりょうきばな)に見られる陽彫刻などは、この時期の周辺地域には見られない先進的な技術を示している。

全体として建築当初の形式を良く伝えており、市内の神社建築のなかでは、古くかつ歴史的価値の高い本殿建築である。

令和2年3月18日  稲城市教育委員会」

本殿は、拝殿奥の覆屋の中なので見ることはできません。

※2023年12月撮影

社殿の脇に「筆塚」があります。

※2023年12月撮影

ここにも「稲城市教育委員会」の案内板がありました。

「稲城市指定文化財 筆塚

所在 〈略〉

指定 昭和54年3月30日

筆塚は書道の師や文筆家の功績をたたえて建てられる場合が多く、教育の記録として重要である。

この筆塚は文政6年(1823)に、文人であり書家でもあった百瀬雲元が、多くの門人たちの協力のもとに建てたものである。銘文によると、菅原道真を祭る石祠とともに、廃筆を埋めた筆塚を建立したことが記されている。

百瀬雲元は宝暦13年に百村の名主榎本六左衞門に二男(冨八郎)として生まれ、後年江戸に出て百村冨之進と改名し御家人となった。そして書家の百瀬耕元に師事し、雲元と称して多くの門人を育てたといわれる。天保2年に隠居して故郷の百村に移り住んだ。

百村の人々からは筆塚様と呼ばれて崇められ、学業成就の信仰を集めた。

平成4年9月30日  稲城市教育委員会」

小さな石の祠、境内社ですが詳細は分かりません。

※2023年12月撮影

周囲は、木々で閉ざされていますが少し周辺が見えそうな部分がありました。

※2023年12月撮影

木々の隙間から遠く都内の高層ビル郡が見えました。人間の眼は高性能ですが、コンデジのフルオートでは全く見えません。

※2023年12月撮影

コンデジのマニュアル操作を日常的にほとんど使用しないので、いざという時も方法が分からずフルオートです。・・・かと言って「マニュアル」を撮影に持って歩けないし・・・。

望遠レンズにしても手前の小枝にピンが合ってしまいます。すみません。

※2023年12月撮影

しかし「武州百村 北辰妙見宮」境内は、異様に清涼な気に満ちていました。筆者は多くの神社にお詣りしていますがここまで邪悪な気配が皆無なのは滅多にありません。心底リラックスしました。。正に神韻縹渺(しんいんひょうびょう)とした神様の気配。

※2023年12月撮影

そして帰りも204段の石段を下ってゆきます。

※2023年12月撮影

また「JR武蔵野南線」の貨物列車を見ることができました。

※2023年12月撮影

次回は「妙見寺」さんの「庚申塔」を見に行きます。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)

・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他

下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました

・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)

・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)

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