「当選金」名目に電子マネー要求 特殊詐欺被害1260万円
赤穂署は10月26日、赤穂市内の会社員女性(54)が1260万円分の電子マネーをだまし取られる特殊詐欺被害が発生したと発表した。
同署によると、女性は今年1月末ごろ、副業紹介のインターネット広告から誘導されたSNSアプリに登録。「当選おめでとうございます。当選金をもらうには獲得権利保持コードを保持する必要がある」などとして、電子マネーカードを購入してカード番号を送るよう繰り返し求められた。女性はその指示に従い、2月から10月にかけて少なくとも100枚を超える電子マネーカードを購入して番号を相手方に通知したという。
捜査関係者の話では、被害額は確認できたものだけで計1260万円に上る。女性が「当選金」を受け取ったことはなく、警察に相談して被害が発覚した。