太らないためには、食事と食事の間は8時間以上空けないこと。理由を管理栄養士が解説
女優・タレント・アスリートらがこぞって指名する人気管理栄養士、萩野祐子さん。その初めての著書『食べなきゃキレイになれません 食べるほどやせて肌も体も若返る食事術』(KADOKAWA)では、40代、50代からでも理想の体になれる、"食べるほどキレイになる"食事法をたっぷり紹介しています。 今回はこの本の中から、「どんな美容法より効くのは噛むこと」「キレイになる黄金比は『ご飯:おかず=6:4』」といった、目からウロコが落ちるようなメソッドの数々をご紹介します。 食事は毎日、そして一生続くこと。「何を」「どう」食べるかちょっと見直して、一生モノのキレイと健康を手に入れましょう!
※本記事は萩野 祐子著の書籍『食べなきゃキレイになれません 食べるほどやせて肌も体も若返る食事術』から一部抜粋・編集しました。
次の食事まで8時間以上は空けない
ここでひとつ質問です。あなたが食べた、昨日からの食事のことを思い出してください。ランチから夕食まで、どのくらいの時間が空いていますか?
じつは、この答えによって、あなたが太りやすい食事をしているかどうかがわかります。もしも、6時間なら要注意、8時間なら危険水域に達しています。6~8時間何も食べず、空腹状態も長く続くということは、軽いファスティングをしているのと同じこと。空っぽな体に食べものを入れると、血糖値が急上昇して太りやすい体をつくるのは以前にお話ししたとおりです。だからこそ、食事と食事の間は8時間以上空けないように心がけましょう。
気をつけたいのは、「そのときに何を口にするか?」ということ。食事と食事の間のお腹が空いている状態で食べるものは、体に吸収されやすくなるからです。
たとえば、このタイミングでカフェに行き、クリームがトッピングされているような甘い飲みものやスイーツを飲んだり食べたりするのは太りやすい体をつくるもとです。
ちなみに私の場合、食事と食事の間に時間が空きそうなことがわかったら、おにぎりを用意しておいて、それをよく嚙んで食べるようにしています。このタイミングでおにぎりをよく嚙んでしっかり食べておくと、自然と体が甘いものを求めなくなります。もしもここで甘いものへの欲求がある場合、それはおにぎりが小さくてご飯の量が足りていないか、あるいはよく嚙まずに食べてしまっているかのどちらかの可能性があるので、小さなおにぎりをプラスして、さらによく嚙んで食べるといいでしょう。
おにぎりに含まれる糖質は私たちの活動を支えるエネルギーになるもの。エネルギーを不足させることなく、完全に足りなくなる前のちょうどいいタイミングでとっておくことが、最大限のパフォーマンスで毎日を過ごせる秘訣であることは間違いありません。