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富士通陸上部 26年春、川崎市内に拠点 3日に市長へ報告

タウンニュース

左から高橋さん、福田市長、林さん、常盤さん

富士通陸上部の林恒雄部長、高橋健一監督、常盤真也企業スポーツ推進室室長は7月2日に福田紀彦市長を訪問。2026年4月に川崎市に拠点を移すことを報告した。

今年の4月には本社を中原区に移し、事業の集約化を図っている富士通。川崎フロンターレや富士通レッドウェーブは川崎市内を拠点にしてきたが、陸上部だけ活動してこなかった。そこで「(競技の垣根を越えて)相乗効果を高められる環境に」と活動拠点を移すこととなった。

この時期に報告した理由として、林部長は「市制100周年のタイミングで、良い話を届けたかった」と話した。福田市長も「陸上界の名門が川崎市に拠点を置き、盛り上げてくれるのは嬉しい。心から歓迎したい」と笑顔で応じた。林部長はさらに「川崎市に根付き、市民の方々と成長し、陸上部としてもさらに発展したい」と今後の抱負を語った。川崎市は子どもたちへの教育にも力を入れていることから、「子どもたちとトップ選手が触れ合う場ができれば」と展望も。今後の練習環境や選手の宿舎をどうするかについては検討中だという。

富士通陸上競技部は1990年に発足。元々は等々力陸上競技場や多摩川河川敷でも練習していたが、97年に千葉県千葉市幕張へ移転し、現在に至る。400mの日本記録を持つ佐藤挙太郎選手、マラソンの日本記録保持者である鈴木健吾選手、今年のパリオリンピック競技大会に出場が内定している岡田久美子選手、兎澤朋美選手らが所属している。

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