遠州灘での深海(深場)釣りでキンメダイ19匹とアコウダイ7匹を快釣!【静岡】
昨年暮れから春にかけてずっと予約を入れていたが天気に恵まれず出船できなかった深海釣り。すでに夏になってしまったが、夏のキンメダイは脂が入っておいしい。そこで8月18日、静岡県・遠州新居港から深海釣りに出船した。
遠州灘で深海釣り
キンメ主体の釣りだが、状況次第でアコウダイも狙うということで集合は午前3時、深夜0時に家を出た。
港に到着すると、深海常連のSU氏、OZ氏など顔見知りの面々が港に集まっていた。SU氏と2人並んで釣ることにして私が代表してくじを引くと、なんと一番。SU氏は大ドモ、私は後から2番目に座った。
道具はミヤマエの大型電動リールに深海用のオモリ負荷400号VパワーミレニアムVMザオ。仕掛けは自作20本バリキンメ用(アコウは15本)。
時間通り午前3時半に出船。キンメの食う時間は朝方なので、出船に遅れがあると全体の釣果に影響する。1時間強でポイントに到着、すでに東の空は白んでいた。
エサのイカの短冊が付いた仕掛けを用意して合図を待つ。トモから投げ入れるので私は2番目の投入だ。潮はかなり緩い様子。
釣行開始
やがて合図があり大ドモから投入開始。船は進み次の合図があり私の順番。オモリを澄み切った海に投げ入れると仕掛けが順番に出ていく。ハリが全部出終わってリールをフリーにするとミチイトがどんどん海中に入っていく。
400m出たところでイトが止まって着底。イトふけを取っていく途中でアタリがあり、サオ先がブルブルしている。複数のアタリが取れたようだ。じわりと底が深くなっていくので、ミチイトを張りながらオモリを浮かさないようにする。
船中の全員がアタったようなのでミヨシから巻き上げ開始。私は前から6人目なので、隣人と50mほど差をつけて巻き上げを開始するのはしばらく後だ。上げたら再度トモから投入なので、次の投入の準備をしておく。
本命のキンメダイを手中
途中でドラグ調整しながら上げてくると上のハリからキンメがいた。型はまずまずで刺し身でもおいしいサイズだ。中乗りさんがタモを構えてくれるので安心して仕掛けごと船に上げた。数えると13匹。最初の投入でこの数が釣れると安心モードだ。船中3~16匹のキンメが釣れた。
明るくならないうちに次を投入したいので、魚を締めるのは投入が終わった後。2投目は一気にアタリが少なくなって3匹。明るくなり潮もクリアなのでキンメの食いが一気に落ちたのだろう。3投目はオマツリしてしまったが3匹追加した。
大物がかかるがバラす
船中のアタリが少ないのでアコウダイの釣りとなり場所を移動した。移動先も潮はあまり動いておらず、カケサガリを2回流し、船中キンメは数匹上がったがアコウダイは姿を見せなかった。
時間的に最後の投入となり、今度は深めの580mとのこと。底までオモリを落とすと、かなり余計に出ている。カケアガリなのでイトふけを取って仕掛けを上げていくと、サオ先に微妙なアコウのようなアタリ。それも複数あり、1匹は大きなアタリだ。
大型を期待するが途中で根に掛かってしまった。なんとか外れないかとイトを張り気味にしているとフッと抜けたが、先ほどの大型の暴れがなくなってしまった。恐らく口切れしたのだろう。
良型アコウをキャッチ
合図があり巻き上げると、サオ先には微妙な重さがあり何匹かはアコウが付いているはず。海面に近くなると仕掛けが前にたなびきアコウの華が咲いたよう。海面の華を数えていく。取り込んだのは7つの華。最後の流しでこれはうれしい。久しぶりに良いサイズのアコウをゲットして納竿時間となった。
釣果はキンメダイ19匹、カサゴ3匹、アコウダイ7匹。大型クーラーはほぼ満タンで、気分良く休みの最終日を過ごすことができた。
<週刊つりニュース中部版APC・植島孝裕/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年9月13日号に掲載された記事を再編集したものになります。