<シブい?>中学生と小学生を落ち着いた温泉旅館に連れて行くのはアリ?つまらない?
子どもとの旅行は気にすることがたくさんありますよね。旅先で子どもが楽しめるか、食事は子どもも食べやすいものなのかなど。家族全員が満喫できる旅行先を選ぶのはなかなか難しいものです。先日ママスタコミュニティにも「子どもって落ち着いた温泉旅館を楽しめるかな?」というタイトルで、こんな投稿がありました。投稿者さんは中学校1年生、小学校5年生、2年生のお子さんを持つママ。落ち着いた雰囲気の温泉旅館に泊まろうかと悩んでいるそうです。
『子どもは楽しいかな? ご飯は会席、暇つぶしは卓球くらいしかないかと思います。お子さんを連れて温泉に行っている人、楽しそうですか?』
普段から温泉テーマパークに行くことはあるそうですが、今回はこれまでと趣向が違った温泉旅館に泊まることを検討している投稿者さん。上の子が中学生ということもあり、そろそろ大人がゆっくり楽しめる旅館に子どもたちを連れて行きたいと考えているのでしょう。この投稿にママたちからはどのようなコメントが寄せられたでしょうか。
「子どもの頃に連れて行かれたけど、全然楽しくなかった」という意見
『私自身が子どもの頃に親に連れて行かれたけど、正直退屈だったし嫌だった。今思えば食事も豪華な懐石料理だったけど、何がいいのかさっぱりわからなかったし、特に美味しいとは感じなかった』
『そういう温泉宿って、料理が美味しくても子ども向きの料理はないよね』
『温泉って大人は無になりに行くと思うけど、無になるのが楽しい子どもなんていない。昔家族で行っていた温泉にはテレビゲームがあってずっとやっていた』
自分自身の幼少期に、落ち着いた温泉旅館に泊まった家族旅行を思い出していたママもいました。ママたちからは「今思うと退屈だった」「食事も美味しく感じなかった」といったコメントがありました。大人にとっての温泉旅館は、疲れた心と体を癒しに行くところ。何もせずのんびりできる非日常がなによりの贅沢です。しかし子どもにとっては旅行やおでかけは、普段以上の楽しいことやワクワクを求めるため、落ち着いた温泉施設を「楽しい」と感じることは難しいのかもしれません。
『食事はビュッフェ、ゲーセン、漫画コーナー、卓球、カラオケ、プールみたいな場所でないと子どもはつまらないよね』
『会席料理を食べ慣れていない子は苦痛だろうな』
特に食事に関しては大人向けの和食中心であることが多いので、子どもの舌に合うとは言い難いかもしれません。「会席料理や和食に慣れていない子どもは辛いかも」といったコメントもありました。落ち着いた雰囲気の温泉旅館であっても、料理がビュッフェ形式で子どもも食べやすいメニューがあったり、アミューズメント施設が併設されていたりすれば、子どもでも楽しめるかもしれませんね。
中学生の子はギリギリ大丈夫でも、小学生の子は厳しそう
『中1の子はよくても、小5と小2の子は「えー嫌だ」と言うだろうね』
『小学生の子どもに温泉は楽しめないと思う。春に小5の息子を連れて行ったけど、熱いから早くお風呂から出ようと言っていたからね。ゆっくりは入れないよ』
『小6息子と去年一緒に入ったけど「熱いからあがろう!」と何度も言われた。子どもにとってはそんなに熱いのかな?』
投稿者さんのお子さんは中学生と小学生とのことで、「小学生の子どもたちは楽しくないと思う」と推測する意見もありました。中学生ともなると少しずつ大人の感覚に近づいてくるので、投稿者さんと一緒に温泉旅館を満喫できる可能性も。一方で小学生はまだまだやんちゃで遊びたい盛りで、同じように楽しめるとはいえないかも。また大人をメインターゲットとしている旅館の温泉は、お湯の温度が高いケースもあり、子どもにとってはゆっくり浸かることが難しそうです。「親もゆっくり入れないからもったいない」という意見もありました。
『楽しめないと思う。そういう場所は子どもの手が離れてから楽しんだほうがいいかも』
『子どもより同じ日にその宿に泊まる他のお客さんのほうが楽しめないかもね。騒ぐ子は騒ぐ。親が思う以上に周りは子どもの言動を不快に思うときがあるよ』
子どもたちはもちろんのこと、投稿者さん自身も楽しめないのでは? と心配する意見もありました。宿泊客が大人ばかりで子どもが少ないとなると、館内では静かに過ごさせなくてはいけなくなるでしょう。投稿者さんもそこばかりに気を取られて、せっかくの温泉旅館をのんびり満喫できない可能性は少なくありません。「子どもがもっと大きくなってからのほうが心配事がなく楽しめそう」という声もあります。
お部屋で暇を持て余さない、日中アクティブに過ごすなどすれば問題ないのでは?
『うちの子は楽しんでいたよ。温泉街の食べ歩き、買い物、足湯、その後もいろいろな温泉に行った』
『うちの子はお風呂や和食好きだから、大人の旅館も喜んで行っている。館内や付近を散策して、テレビを観たりゲームをしたりと家と変わらない。アクティブな子は暇を持て余すかも』
『昼間の過ごし方によるかも。日中はアスレチックみたいなところで走り回って、宿ではお風呂に入って喜んでいっぱいご飯を食べてバタンキューだった』
『下の子が高校生になってやっとワンランク上の温泉旅館にした。それでも高校生の次男は食事、お風呂以外は部屋でPCで遊んでいるだけ。大学生の上の子はラウンジでお酒と音楽を楽しんだりしていた。なるべく外でお楽しみの時間を作って滞在時間を短くしたり、ボードゲームやカードを持って行って、みんなで遊ぶ時間を作るといいかも』
大人がのんびりくつろぐような落ち着いた雰囲気の温泉旅館に、中学生と小学生の子どもを連れて行っても楽しめるかどうか。これは子どもたちの性格や、普段から旅館のような食事に慣れているかどうかという点も影響するでしょう。ママたちからは温泉街の食べ歩きや周囲の散策など、子連れで温泉旅館に行った際の楽しみ方のアドバイスも寄せられていました。お部屋で退屈しないようにゲームを持ち込んだり、日中はヘトヘトになるまでアクティブに遊んだりなど、できる工夫はたくさんありそうです。温泉旅館で騒いでしまうのも他にやることがなかったり、暇を持て余したりすることが原因でしょうから、工夫次第では楽しく旅行をすることもできるのではないでしょうか。ママたちのアドバイスを参考に一度挑戦してみるのもよいかもしれませんね。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・わたなべこ