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猫の飼い主による『モラルのない行為』4選 間違った飼い方

ねこちゃんホンポ

1.放し飼い

猫を放し飼いを禁止する法律はありません。しかし猫を自宅と外を自由に出入りさせることは、近所の人には迷惑な行為にあたります。

隣の花壇や近所の家庭菜園に糞尿をしてしまったり、車の上に乗ったり。排泄物やニオイ、傷や損傷など、愛猫がよその人に迷惑をかけてしまいます。

自宅にいれば、トイレのニオイや粗相、爪とぎの跡など、飼い主さんにとっては自分のことです。しかし家族以外の人を困らせたり不快な思いをさせたりするのは迷惑をかけること。猫にとっても、事故やケガ、ノミの付着や病気の感染などデメリットが多いので、完全室内飼いがのぞましいでしょう。

2.抜け毛を外ではたく

猫を飼っている人が意外と気づかないのが、その抜け毛の処理です。大量に抜け毛のついた衣類や布団、カーテンなどを、連日のように外で「バンバン」はたいていたら、どうなるか想像したことはありますか?猫の抜け毛は風にのって隣の家の洗濯物についたり、ベランダに落ちたりします。

もし自宅の立地条件が、隣の住宅と密接している場合は注意が必要です。特に猫の飼っていない家や猫アレルギーのある住民ですと、トラブルにつながることもありますよ。

少し外ではたく分には問題視されないかもしれませんが、たくさんの量を毎日のように外ではたいていたらどうでしょう?

少しだけ外ではたくだけならそこまで大きな問題にはならないかもしれませんが、猫の抜け毛は自宅の中で処理をするのが賢明です。

3.無意味な散歩

猫アレルギーの人は思っている以上に多く、日本人では成人の約10~20%もいるようです。猫を街中で散歩させるということは、猫アレルギーの人の健康を害してしまうこと。そのリスクを考えたむやみに猫を散歩させることは避けるべきです。

また犬と違って、猫は散歩の必要がない動物といわれています。理由は、猫は見知らぬ場所を警戒して怖がることが多く、ストレスをかけてしまうことがあるからです。しかもノミの付着や病気などのリスクも高まるので、猫にとってメリットはほとんどありません。

また、猫は完全室内飼いである限り縄張りは自宅の中だけです。しかし散歩に慣れた猫は縄張りが広がってしまい、外に出たいと感じるようになります。外の世界を知ってしまった猫は「出して!」と鳴くようになることも多く、脱走にもつながりますので、意味のない散歩は迷惑にあたいすると認識しておきましょう。

4.キャパシティーオーバーの多頭飼い

「多頭飼育崩壊」と聞くと、驚くほどの頭数やまるでゴミ屋敷のように荒れた自宅を想像する人も多いかもしれません。しかし、注意する必要があるのはニュースになるような状態だけではありません。

人にはそれぞれ「キャパシティー」というものがあります。ライフサイクルや経済力、住環境、そして心もち。あらゆる条件から見て、飼える頭数にはそれぞれの限度があるはずです。

そのキャパシティーを超えた頭数の猫を飼うということは、猫のお世話が満足に行き届かないということ。猫を飼うときは責任をもってお世話できる環境を整えてからにしましょう。また計画的に避妊・去勢手術を受けさせるのも推奨されています。

まとめ

猫を飼っている人の中には「猫はこんなにもカワイイ動物なので、きっとみんなも猫が好きでしょう」と思い込んでいる人もいます。

確かに猫好きの人にとって、猫は不思議なくらいにカワイイものです。しかし、猫を嫌いな人は猫好きさんと同じ割合で存在するそうです。

一度「猫が嫌い」という目線になって、今の自分を客観視し、マナー違反がないか確認してみてもよいかもしれませんね。

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