東日本大震災から13年!八街市で防災セミナー開催
3月9日(土)、八街市総合保健福祉センターで、防災セミナーが開催されます。講演会には、八街市と共に多くの活動を行ってきた、宮城県・塩竃市民ボランティア「希望」代表の會澤純一郎氏が登壇します。
災害を風化させないために
八街市社会福祉協議会では、「未曽有の災害を風化させないように」との思いから、毎年3月11日前後に防災セミナーを開催しています。
今年の防災セミナーの講演には、八街市と縁の深い塩竃市民ボランティア「希望」代表の會澤純一郎氏が登壇し、被災地の今と減災について語ってもらう予定です。
また後半では、八街市社会福祉協議会・綿貫敏宏事務局長が「希望」と活動した八街市の13年を振り返ります。
この他に今回は、2024年能登半島地震の被災地支援に派遣された八街市民を含む3人が登壇し、それぞれの立場から実践報告を行います。
八街市の「絆」と塩竃市の「希望」
東日本大震災発災後、1カ月もたたない頃に、塩竃市のサッカーチームと八街市の少年サッカーチームが被災状況を共有し、被災地にサッカーボールなどを運搬し提供。
そこで出会ったのが仮設住宅支援をしていた市民ボランティア「希望」でした。
その後、ボランティアグループ「絆」が立ち上がり、ランドセルや野菜などを提供。
八街市のボランティアや物資は、「希望」を通して行われ、塩竃市を集中して支援するきっかけになりました。
「希望」代表の會澤氏は、震災直後、ボランティア活動をするつもりはなく、知人が送ってくれたものを避難所などに届けていたら、「なんというボランティアですか?」と尋ねられ、何度も尋ねられているうちに今の名前を付けたそうです。
かつて高校の教員だった會澤氏は、教え子やその保護者が亡くなったことを知り、「こんな大変な時期にやらず、いつ、何をやる?」との思いから、妻や多くの仲間や関係者と仮設住宅を支援してきました。
また、未曽有の震災を風化させないという強い気持ちから、全国で講演活動を行っています。
今回の防災セミナーに当たり、事務局長の綿貫氏は、「想定することのできない災害はいつ発災するか分かりません。平時からの備えが『減災・防災』につながります。安全安心なまちづくりを皆さんと共に目指しましょう」と熱く語ってくれました。
日時/3月9日(土)午後1時30分~ ※午後1時~受付
場所/八街市総合保健福祉センター 3階 大会議室
住所/千葉県八街市八街ほ35-29
料金/無料
申し込み/https://docs.google.com/forms/d/1WWM5yEezF6Evo5rx3IUH1gtDVFIk7dH8ZZ501WoP0eM/viewform?edit_requested=true
問い合わせ
電話番号/043(443)0748
メールアドレス/fukushi@yachimata-shakyo.or.jp 八街市社会福祉協議会