地域経済の発展願う 新年祝賀会に150人 名張商議所
三重県名張市の名張商工会議所の新年祝賀会が1月7日、名張産業振興センターアスピア（南町）で開かれ、会員企業の経営者や行政関係者ら約150人が参加した。鏡開きもあり、参加者は地域経済の発展を願って乾杯した。
亀井喜久雄会頭はあいさつで、市内の小売業の販売額の減少や空き家の増加などのデータを紹介し、「人口減少が地域経済に深刻な影響を与えている」と指摘。人口減少を前提に「戦略的に縮む」方法もあるとし、「少量でも付加価値の高い商品を考えるというような、視点を変えた試みもやってはどうか。ニッチなビジネスでも、ニーズを捉えることで大きな利益が生まれる可能性がある」と述べた。
商議所としては「行政や四日市大学と連携して対策の研究を続けている。本年、更に強力に推進したい」とし、「目指すのは、事業者や名張が元気になる事。関係機関と連携しながら諸課題に取り組みたい」と語った。
この日、伊賀市西明寺のヒルホテルサンピア伊賀では、上野商工会議所の新年賀詞交換会が開かれた。
