森永卓郎、オリンピック一色のマスメディアに苦言「報道が一辺倒になっている」
タレントの大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30)
8月5日の放送では大竹が、経済アナリストの森永卓郎氏と共に、東京新聞の本音のコラムから、大矢英代氏がオリンピックの熱気とガザの現状を比較したコラムを取り上げた。
大竹まこと ちょっと不思議だよね。こっちはオリンピックで盛り上がっている中、中東では戦争というか、イランも参加しそうな雰囲気だし…
森永卓郎氏 私もどうしたら良いか分からないんですけど、イスラエルの選手は普通に出ていて、ロシアの選手はロシアを代表しては出ていないわけですよね。やってることに違いがあるのかというのが私はよく分からないですね
大竹 その辺はどう考えたら良いのか賛否両論あるところでしょうけれども…
また、社会学者で東大名誉教授である上野千鶴子氏が、パリオリンピック中のアスリートに対し「アスリートに国家など背負ってほしくない。彼らがだんだんエゴイストに見えてくる」「マスメディアの報道はオリンピックばかり。うんざりする」と自身のX(旧Twitter)で苦言を呈したというデイリースポーツの記事も取り上げた。
大竹 これは日本だけじゃなく他所の国を見ていても背負っている感じというのは勝った負けたというときに色濃く出るでしょうけれど、森永さんいかがですか?
森永氏 なんというか、今の日本は皆んながスポーツ万歳と言っているのを鍵にして国民を統一しようみたいな空気があるのが私は気になっていて。大好きな人が居ていいし、オリンピックなんて…という人が居てもいいような気がするんですけど、なんとなく批判を許さない空気が蔓延しているのが私はちょっと嫌なんですよね
大竹 色々なことが話題に挙がってきてもいいですよね
森永氏 報道が一辺倒になっている。経済は大変なことになっているのにニュース番組見てもほとんど全てがオリンピック