赤ちゃんの睡眠のためには“昼と夜の違いがわかるようにするべき”ワケとは【90分周期で9割の子が本当に眠ってくれる!】
【誕生~生後2週間】
昼と夜の違いがわかるように環境を整えましょう
新生児はときどき昼と夜をまちがえて、昼間にもっとも長く寝たりします。
これは普通のことで、数週間たつと赤ちゃんの概日リズムがあらわれ、通常は自然に修正されます。いつまでもそのままだったら、少しずつ通常のリズムに近づける方法を参考にしてくださいね。
日中に長い時間昼寝をしたからといって、途中で起こして昼間の睡眠時間を減らしたとしても、夜によく眠るようにはなりません。
昼間でも、眠りたいだけ眠らせてあげることで、赤ちゃんは自分で睡眠時間を整え、まとめて眠る方法を学んでいきます。
また、この時期の赤ちゃんは昼と夜の区別がなくても問題はありません。
そのため、夜中に起きたときは、赤ちゃんに「今が夜だよ」と伝わるように行動しましょう。
赤ちゃんが夜中に目を覚ますたびに、部屋のすべての照明とテレビをつけて、昼間のような大きな声で話をしていると、夜は朝や昼の時間とは違うのだということを教えられません。発達中の赤ちゃんの概日リズムを混乱させるきっかけにもなります。
あなたの目がぱっちり覚めていたとしても、フットライトや常夜灯をつかって明かりはなるべく暗くし、ひそひそ声で話すようにしましょう。
逆に、昼間も家のなかを暗くして静かに暮らしている場合も、同じように赤ちゃんが昼と夜を正しく区別できるようになるのを遅らせてしまう可能性があります。
昼と夜の違いを自然と理解できるように環境を整えましょう。
【出典】『90分周期で9割の子が本当に眠ってくれる!』著:ポリー・ムーア, 監修:成田 奈緒子