「浴槽の排水栓」は“常に閉める”が正しい理由「お湯を張ってなくても?」「開けっぱなしだった…」
お風呂に入るとき、浴槽の排水栓は常時閉めていますか? 「今日はシャワーで済ませる」「湯船に浸からない」そんな日は、開けておくべきか閉めるべきか迷いますよね。そこで今回は、お風呂の浴槽の“意外と知らない”「排水栓の正しい使い方」をご紹介します。
浴槽の排水栓は「閉める・開ける」どちらが正解……?
結論から言うと、浴槽の排水栓は「閉める」が適切。お湯を張っていないときでも、浴槽の排水栓は常に閉めておくのが正しいんです。もちろん閉めておくべき理由があります。
洗い場の泡が浴槽に入り込むおそれ
浴槽にお湯が入っていなくても、浴槽の排水栓を閉めるのは、洗い場の泡が逆流するおそれがあるからです。
洗い場の排水口と浴室の排水栓はつながっているため、髪や体を洗っているときの泡や汚れた水が排水口へ流れると、浴槽へ泡が流れ込む場合があります。
排水栓を開けっ放しにすれば、浴槽が汚れる原因に。汚れが蓄積すると、ぬめりや臭いだけでなくカビの発生源になることもあります。逆流を避けるためにも、排水栓は常時閉めると安心です。
排水栓は閉める習慣を
「お湯を入れてないから開けっ放し」は、じつはNGだった浴槽の排水栓。洗い場の泡や汚れが逆流してしまうという、意外な事実がありました。
今日まで開けっ放しにしていた方は、ぜひ「お湯を張ってなくても、浴槽の排水栓は閉める」を習慣にしましょう。排水栓を開けるのは、湯船の水を抜くときだけでOKです。シャンプーやボディソープなどの洗剤を使う場合は、浴槽を使わない場合でも排水栓をしっかりと閉めましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア