エスニック初心者でも大丈夫！笑顔になるアジアン料理のお店3選【船橋市・鎌ケ谷市】
3月6日は「世界一周の日」。
近場の外国料理のお店で異国巡り気分を味わってみませんか？ 今回はアジアの国々のお料理を食べ歩きます。
1.【鎌ケ谷市】日本でタイ宮廷料理を味わえる「博士タイレストラン」
「博士タイレストラン」は、健康にこだわった麺で有名な「博士ラーメン」の敷地内に、1993年に誕生した本格的タイレストランです。
開店10 年目にはタイ国政府から[THAILAND’S BRAND]の称号を与えられ、タイ国観光庁、タイ国際航空などからも御墨付の名店。
タイの五つ星ホテル（日本の帝国ホテルに相当）から4人のシェフらを技能ビザで招き、本場の「宮廷タイ料理」を提供しています。
「宮廷タイ料理」は一般的なタイ料理とは一線を画します。
辛くてにおいがきついイメージのタイ料理ですが、博士タイレストランの料理は程よい酸味と辛さで食べやすいため、「日本人向けにアレンジしているのでは？」とよく誤解されるとのこと。
同店が提供するのはタイの中でも裕福な人たちが食べる「宮廷料理」なので、暑い環境で好まれる庶民向けの辛い料理とは素材から異なるそうです。
その中から、いくつか代表的なタイ料理を紹介していただきました。
パイナップルチャーハン（カオ パット サパロット）
「カオ」は米、 「パット」は炒める、「サパロット」はパイナップル。
パイナップルの果肉が入ったチャーハンです。
使用するタイ米「カオ ホマリ」は、日本から新潟の技術者を呼んで品種改良した最高級米。
しっとりとした口当たりで、炊き立てを炒めてもべたつかずサラっと食べられます。
パイナップルとの相性も抜群。
塩を一切使わない海老みそで旨味を出しています。
青パパイヤサラダ（ソムタム）
シャキシャキ感がたまらない青パパイヤのサラダ。
ココナツを煮詰めた高級な糖を使用しているナンプラーは上品な甘みで、市販品にあるようなしつこい甘さや独特のにおいはありません。
海老しんじょう揚げ（トッド マン クン）
エビのすり身を揚げたものです。
通常のすり身揚げは卵白などを混ぜ込んで作りますが、これはエビのすり身100%！
蜂蜜やチリソースやきゅうりなどさまざまな素材やスパイスで作ったタレをかけて食べると、味変が楽しめます。
博士タイレストラン
住所／千葉県鎌ケ谷市道野辺本町1-15-12
営業時間／11時30分～22時30分（L.O.22時）
定休日／無
電話番号／047-445-7811
駐車場／有
アクセス／東武野田線鎌ケ谷駅徒歩2分
ホームページ／http://www.hakase-info.com/Asian_Dining_Hakase_Thai/hakase_thai.html
2.【船橋市】ベトナム料理を中心に多彩なメニューでリピーターの心をつかむ「マッチョイ」
「マッチョイ」はベトナム語の「太陽」。
ベトナム料理、タイ料理を中心とした創作アジアン料理のお店です。
開店は2004年。
約20年の間にメニューがどんどん増えていったため、メニュー表の冊子の分厚いこと！
店主は元々中華料理店に勤めていたので、他のベトナム料理店にはないような中華流の仕込みを行っているそうです。
化学調味料は極力使用せず、素材が持つ自然のうまみを生かしています。
その数ざっと40～50はあるというメニューの中から3品を紹介してもらいました。
フォーガー（鶏肉のフォー）
鶏ガラ、牛骨で出汁を取り、ナンプラーなどで味付けしたスープは優しい味。
あっさりしていて臭みや辛さもなく、食べやすいのが特徴です。
「ガー」とは鶏肉のこと。
他にもトマトと卵のフォー（女性に人気）、旨辛挽き肉のフォー、フォーボー（牛肉）、フォー辛口トマト海鮮と計5種類のフォーあるので、お好みで選んでみては。
シュリンプトースト
ぷりぷりした海老のすり身をぬって揚げたバケットに、チリソースとマヨネーズで味付けしています。
サクサクの口当たりが快感。
エスニックに苦手意識のある人でも抵抗なくおいしく食べられる一品です。
生春巻き
ベトナム料理の定番といえばこれ。
具はエビ、豚肉、ビーフン、生野菜など。
大葉がアクセントとなってフレッシュでさっぱりした後味です。
ベトナムスタイルのタレが人気とのこと。
タレになますを加えるのがポイントで、酢がタレの味の角を取ってまろやかにしています。
その他、他店では見られないような珍しいメニューも…（レモンと塩で食べるソフトシェルクラブの天ぷらは、ぜひご賞味を！）
中には、品名を見ただけではどんな料理か想像できないものもあります。
冒険心を発揮して未知のメニューを試してみれば、きっとお気に入りが見つかるはず。
リピーターになること請け合いです。
マッチョイ
住所／千葉県船橋市本中山2-22-9
営業時間／11時30分～14時30分（L.O.14時）、17時30分～23時30分（L.O.23時）
定休日／月
駐車場／無
アクセス／下総中山駅北口より徒歩2分
電話番号／047-333-3719
※現在コース料理は行っておりません
3.【船橋市】韓国好き親子が営むハートフルな手作り総菜の店「のりまきおかず」
船橋市夏見台の閑静な住宅街の一角にある「のりまきおかず」。
基本は和の総菜がメインですが、キンパ、チヂミ、チャプチェなど韓国のお総菜が並ぶことも。
店頭にはパック詰めされたお総菜と並んで、韓国好きな店長が仕入れてきた韓国の食品も売られています。
近所で自営業を営む両親を見て育った店長の大野さんは、いずれ自分も店を開きたいと思っていました。
中学の頃から韓国が大好きで、アイドルやドラマ、そして食文化にも傾倒していきます。
自宅でキンパを手作りしているうち、キンパと母が作るから揚げをメインにお店を出したいと思うように。
コロナ禍でテイクアウト需要もあり、2022年に「のりまきおかず」をオープンしました。
韓国の総菜は常にあるわけではありませんが、キンパとヤンニョムチキンは必ず毎日店頭に並ぶそう。
キンパ
キンパはゴマ油のギトギトが苦手…という人もいますが、のりまきおかずのキンパは油控えめ。
ナムルは入れず、生姜を効かせた豚肉のそぼろを入れて、日本人になじみやすい味なので、子どもから年配の方まで、老若男女誰でも食べやすいのが特徴です。
ヤンニョムチキン
鹿児島県産のブランド鶏を使った店長のお母さま自慢のから揚げに、甘辛いソースを絡めたヤンニョムチキン。
ソースは店長が試行錯誤の上生み出したオリジナルの味で、材料や調合などは「企業秘密」だそうです。
キンパにこのソースをちょっと付けて食べるのもおすすめ！
チャプチェ
お店のこだわりは？と伺うと、「季節の食材を使ってお総菜を作ること。それから、地域の皆さんに寄り添って、困ったことがあれば話を聞いたり、助けたり助けられたりできる存在でありたい」とのこと。
店内には地元の中学校の吹奏楽部の演奏会のお知らせや、就労支援施設のパン屋さんのチラシが置かれ、「おかげで演奏会にお客さんがたくさん来ました」というお礼状も。
取材中も顔なじみらしい常連さんが立ち寄り、楽しく会話しながらお総菜を買っていきました。
「なるべくロスを出さないように作っているので、ご予約いただけるとありがたいです」と店長。
春にはお花見弁当の販売も予定されています。
楽しみですね。
のりまきおかず
住所／千葉県船橋市夏見台1-8-26 ドエルタカハシ1F
営業時間／10時30分～18時（土は17時まで）
定休日／月・日
電話番号／050-8883-8048
駐車場／有（1台）
アクセス／新京成バス「七軒家」バス停降車徒歩10分
Instagram／instagram.com/norimaki_okazu/