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若者の生きづらさ、劇で表現 区内NPOの在籍・OG生が出演

タウンニュース

「一人でも多くの人の心に響けば」と2人

人生の生きづらさに悩む若者が、絶望の中から希望を見つける物語を描くミュージカルが4月20日に鶴見公会堂で開かれる。そのミュージカルに、佃野町で不登校の子どもたちを支援するNPO法人フリースペースたんぽぽに通う高校生やOGが出演する。「自分の人生を大切に生きてほしい、『声をあげていいんだよ』という思いが伝われば」と稽古に励んでいる。

この公演は、「月桃の花」歌舞団が主催するミュージカル「私はここだ!」。苦学生でアルバイトで学費を稼ぎながら保育士をめざす専門学校生の主人公のさくらが、新型コロナで父親を亡くしてしまう。さくらは父親の遺言に沿って…という内容で、現代の生きづらさの中から希望を見つける物語となっている。

この脚本の一部を手掛けたのが、たんぽぽOGの青島みのりさん(26)=写真左。小中学生時代に不登校を経験し、今は専門学校に通う。過去には「誰にも助けを求められない、自己責任と自分を責めてばかりいた」と話す青島さん。でも、たんぽぽで歌舞団に誘われて劇に出演する中で、「自分を表現していいんだ。声をあげていいんだ」と自信を持てるようになっていった。

そして、現在たんぽぽに在籍し、特別支援学校に通う高校1年生の音葉來さん(仮名)=同右=も出演する。同公演はこれまで川崎市内で3回上演され、音葉さんも出演。「人前で演じることは学校の発表会くらいしかなかったけれど楽しい」と笑顔で語る。

鶴見公会堂での上演は4月20日の午後2時から。公演後には出演者との交流も行われる。チケットは一般1999円、学生・障害者1000円、高校生以下500円。申込み・問合せは室生さん【電話】090・1215・5220。

たんぽぽの交流会も

ミュージカルに先立って午後0時30分から、同公会堂でたんぽぽによる交流会も開かれる。

不登校を体験した若者から経験談を聞いて、相談や交流をすることができる。たんぽぽでは「このミュージカルや交流会が、今、学校に行きづらい、生きづらいと悩む若者たちが前を向くきっかけになれば。『今のままでいいんだよ』と伝えたい」と呼び掛けている。

過去公演の様子

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