関取昇進目指して 23年ぶり座間場所 地元出身の小原に声援
23年ぶりとなる大相撲夏巡業の座間場所が8月24日にスカイアリーナ座間で開催され、3500人が来場した。
土俵では激しい公開稽古から始まり、髪結いでは県内出身力士の湘南乃海が登場し、床山によって美しく形になる様子が披露された。土俵入りでは力士たちが色とりどりの化粧まわしをつけ円となった。
関取昇進目指して
巨体がぶつかり合う取組では、幕下で座間出身の小原(浅香山部屋・25歳)が登場。取組に大きな拍手と歓声が沸き起った。座間市東原出身で、小さい頃は東原さくら公園周辺が遊び場だったという。中学生の頃で185cmあったという体格を生かし15歳で新弟子検査を受けた。
「この体格なら相撲をとれるかなと思ったが甘くはなかった」。厳しい世界で、何度もやめたいと思ったが、師匠の浅香山親方(元・大関魁皇)の「最後まで諦めてはいけない」という励ましで、現在西幕下七枚目。しっかりまわしをとって前に出る相撲を得意としており、関取昇進を目指して、この秋に全身全霊を傾ける。座間市民には「頑張るので応援をよろしくお願いします」とコメントした。