【福袋2025】新潟県産コシヒカリを堪能できる福袋 / 別々で購入した方が安かったのに「来年も買ってもいい」と思ってしまった理由
全国有数の米どころ・新潟県で生まれ育った筆者は、幼い頃からとにかく米を食べてきた。
別の地域の米を食べたこともあるが、その度に「地元の米ってやっぱりおいしいんだなぁ……」と実感させられている。
ある日、そんな新潟の米をたっぷり堪能できる福袋が販売されているのを発見。
これは皆さんに新潟米のおいしさを布教できるチャンスなのでは!? と思って実際に購入してみたところ、別々に購入した方が安かったのだが……
まさか「来年も買ってもいいかもしれない」と思うことになるとは。
【写真】賞味期限を見ると…1人暮らしでも十分消費できるかな?
・新潟の味がたっぷり
福袋が販売されていたのは、楽天市場にある「新潟のお米専門店 いなほんぽ」というショップ。
商品画像に書かれていた名前は「何が届くかお楽しみ! 福袋 おためし満足4点─梅─ 普通精米セット」で、価格は税込3980円だった。
注文からしばらくして、「いなほんぽ」のロゴが入った段ボールが自宅に到着。さっそく開封してみると……
中には全部で4つの商品が入っていた。
まずは「新潟県産こしひかり 2kg」。言わずと知れた有名な品種だ。
新潟といえばこのお米を思い浮かべる方も多いのではないだろうか。精米済みなので、袋を開封してすぐに炊飯することができる。
さっそく食べてみると……うん、安定のおいしさ!! 1回噛んだ瞬間に溢れ出してくる強い甘みとモチモチとした食感は、コシヒカリならではのものだと思う。
続いて「新之助」のパックごはん。「新之助」は新潟県が2008年に開発を始め、2017年に一般販売が開始された比較的新しい品種だ。
名前は聞いたことがあるものの、なんだかんだタイミングを逃して今までに味わったことがなかった。
さっそくレンジで加熱していただいてみる。米の粒が細長く、箸でつまんでみるとかなり軽くてふわふわしている印象だ。
味はコシヒカリと比べるとさっぱりとしているが、咀嚼しているとじわじわと甘さがしみ出してきた。同じ新潟県産の米なのに、品種によってこれだけの違いがあるのか。
そして「いなほんぽの野沢菜炒め」。米だけではなく、お惣菜も入っているのが嬉しいな。
ふりかけのようにして食べてみたところ、ピリ辛の野沢菜と甘い米の相性が抜群! シャキシャキとした食感もいいアクセントになっていてとってもおいしかった。
こちらは「お楽しみお惣菜商品」というグループの中から1つがランダムで届く仕様になっていて、他には「きりざい(新潟県の郷土料理で、納豆と野沢菜などの具材を混ぜ合わせたもの)」、「菜めしの素」があった。どれも米によく合いそう。
最後に「米粉入りパスタ エチゴッティ」。モチモチの新食感が楽しめるパスタだそうだ。
こちらも「お楽しみ料理用商品」というグループの中から1つがランダムで届く仕様になっており、他には「カレールー」「かぐら南蛮(新潟で作られる唐辛子)みそ」、「米麹の旨辛ディップ」があった。
・別々に購入した方が安かったけど……
商品の合計額がどのくらいになるのか気になって いなほんぽのオンラインストアで調べてみたところ、
・新潟県産こしひかり 2kg 1900円
・新之助のパックごはん 150g×3 800円
・野沢菜炒め 490円
・エチゴッティ 500円
合計3690円という結果になった。
今回届いたラインナップなら普通に購入した方が290円安かったけれど、商品の組み合わせによっては最大で730円お安く購入できるそうだ。
一瞬「損しちゃったかな」と思ったけれど……いなほんぽでは今回購入した「梅」の他に「竹」「松」の福袋も販売されている。
「梅」と「竹」には「無洗米」と「普通精米」のセットがあり、「梅」の無洗米セットでは最大770円、「竹」の普通精米セットでは最大1220円お得になるそう。
無洗米と普通精米が両方入っている「松」の福袋では最大1950円お得になるそうだ。
今回購入した「梅」の普通精米セットがいちばん差額の小さい福袋だったということも、普通に購入した方が安かったという結果に繋がってしまったのかもしれないな。
──ってことは、竹袋や松袋ならお得に購入できる可能性も上がるってこと……!?
元が取れなかったにもかかわらず、「それなら来年も買ってもいいかな」と思ってしまう福袋だった。おいしい米とお惣菜が手に入ったのは間違いないしな。
今年の販売はすでに終了してしまっているけれど、気になった方は是非来年チェックしてみてはいかがだろうか。
新潟米のおいしさを体験してもらえたら、県民としても嬉しいです。
参考リンク:楽天市場
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.