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地球温暖化、考えて 泉区が冊子を作成〈横浜市戸塚区・横浜市泉区〉

タウンニュース

「環境ハンドブック」を紹介する区職員

泉区が地球温暖化対策をまとめた冊子「環境ハンドブック」を3月に作成し、区役所や地区センター、区内の鉄道各駅などに配架している。区担当者は「親しみやすいものとした。手に取ってもらえれば」と話す。

A4巻き三つ折りで、ブルーやグリーンを基調としたカラフルなデザインが施されているこの冊子。3500部作成された。地球温暖化が与える影響やその対策方法などを小学校高学年から理解できるよう、イラストで描かれた子どもたちが問題の現状や対策を質問し、区のキャラクター「いっずん」が答える形式でまとめられている。

学校教材にも

冊子の内容は6項目に分けられている。【1】地球の気温は上がっている(横浜市では100年あたり約2・0℃上昇)【2】仕組みと原因(温室効果ガスが必要以上に増えたことによる)【3】影響(台風の大型化や集中豪雨が多発。上飯田町の道路冠水や和泉川の氾濫など区内の被害状況を写真で紹介)【4】脱炭素とは(温室効果ガスを実質ゼロにすること)【5】脱炭素に向けた生活様式の見直し(太陽光パネルの設置など)【6】みどりの重要性(天王森泉公園などを紹介)。

区では今後、小中学校に冊子を提供することも視野に入れている。担当者は「市では、2050年までの脱炭素化『ZeroCarbonYokohama』の実現に向け動いている。多くの人に興味を持ってほしい」と語る。

区のWebサイトにもPDFを掲載している。

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