“空飛ぶクルマの離着陸場” が御殿場アウトレットに！デモフライトも予定、空からの新しい体験を提供
三菱地所と三菱地所・サイモンは、2025年5月27日、御殿場プレミアム・アウトレットに空飛ぶクルマ（eVTOL）の離着陸場「御殿場プレミアム・アウトレット バーティポート（所在：静岡県御殿場市深沢1312）」が完成したことを発表しました。
このポートは、国土交通省の定める空飛ぶクルマの整備指針を参考に整備された東日本初（※三菱地所調べ）のバーティポートです。空飛ぶクルマの活用は、渋滞解消や災害時の移動手段、観光など幅広い展開が期待されており、御殿場プレミアム・アウトレットに空からの新しいアプローチを提供します。
東日本初のバーティポート、その特徴
御殿場プレミアム・アウトレット バーティポートは、国土交通省の「バーティポート整備指針」を参考に設計されており、「令和6年度 バーティポート計画ガイドライン（仮称）の策定に向けた実証事業」の一環として整備されました。
このポートには、空飛ぶクルマの離着陸面に加え、トレーラーハウスを活用した旅客施設や運航管理施設も備えられています。将来的には、周辺エリアにおける空飛ぶクルマを活用した運航サービスや遊覧のハブ機能となることを目指しており、今年度秋以降には空飛ぶクルマ実機によるデモフライトも予定されています。
空飛ぶクルマがもたらす社会課題解決と新たな体験
空飛ぶクルマは、都市部の渋滞解消、交通インフラが不十分な地域での移動手段の提供、災害時の利用といった社会課題の解決に貢献することが期待されています。また、移動時間の短縮による利便性向上や、観光における特別な体験価値の提供など、新たな展開も期待されています。
日本においても、三菱地所が日本航空や兼松とともに2024年に東京都内ビルの屋上を活用した実証実験に参加をしたり、トヨタ自動車、ANA、SkyDrive社、他にも多くの企業が空のモビリティの実現を目指しています。大阪・関西万博の会場内にもオリックスがEXPO Vertiportを設け、数社がデモ飛行をする予定です。
三菱地所グループのこれまでの取り組み
三菱地所は、2021年に空飛ぶクルマ事業の構想を開始。2022年1月からは、御殿場プレミアム・アウトレットでヘリコプタークルージングサービスを展開してきました。同年2月には丸の内で空飛ぶクルマのVR体験実証実験を実施。さらに、東京都の「空飛ぶクルマを活用したサービスの社会実装を目指すプロジェクト」を受託し、都心部のビル屋上を活用したヘリコプターによる運航実証を行うなど、次世代モビリティの社会実装に向けた先進的な取り組みを進めています。
今後も、オフィスビル、商業施設、ホテル、空港などを起点としたサービス活用を視野に入れながら、幅広いパートナーと協業し、まちづくりの進化に取り組んでいくとしています。（画像：三菱地所、三菱地所・サイモン）
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