【闇】ガストの『自家製ローストチキン(1200円)』とジョナサンの『ローストチキン(1403円)』は何が違うのか? 両方買ってみた結果…
去年も書いた通りだ。クリスマスにケンタッキーを買うのはやめておけ。何度でも言おう。ガストのテイクアウト&デリバリー限定メニュー『自家製ローストチキン』こそが最強だと!
しかしここで気になるのが、ジョナサンの『ローストチキン』というメニューである。両者は同じ「すかいらーく」グループ。てっきりチキンも同じかと思いきや、値段が微妙に異なる。何か違いがあるのだろうか?
・ローストチキン検証
検証のため、ガスト・ジョナサンのローストチキンをそれぞれ買ってきた。
ガストの『自家製ローストチキン』は、メニューの「大皿シェア商品・その他」カテゴリーの中に表示されており、テイクアウトだと税込1200円で昨年より100円値上がりしている。
一方、ジョナサンの『ローストチキン』が表示されているのは「ピザ・大皿・シェア商品」カテゴリーの中。価格はテイクアウトで税込1403円だ。
ガストより203円高いが(3円が謎)、気になるのはどちらも商品説明が同じということ。「自社工場で丸ごと焼き上げた鶏肉は、しっとりやわらか。食卓を豪華に彩る一品です」とだけ書かれている。
これはもう……同じではないのか? 値段は違うが同じチキンではないのか? ちなみに容器は異なる。こっちがガストで……
こっちがジョナサン。
食べ方が書かれた用紙も微妙に異なるものの……
並べてみて思った。
これ同じじゃね?
・錯覚か?
いや、どちらも立派な面構えである(顔はないが)。クリスマスムードを大いに盛り上げてくれること間違いなしだろう。ただ、どうも私(あひるねこ)には同じチキンにしか見えないのだ。実際に食べ比べてみたい。
カットの仕方については前回の記事をご覧あれ。ナイフよりもハサミの方が切り分けやすいということに今回気付いた。参考までに。
最後に残った肉汁をかけて完成だ。こっちがガストで……
こっちがジョナサンである。
……これ同じじゃね?
・サイゼの間違い探し並みの難易度
正直、途中でどっちがどっちなのか分からなくなってきたが、ハッキリ言っておきたいのは前回も書いた通り、ガストのローストチキンは値段の割に食べ応えが抜群ということだ。
味がしっかりついているので、モモだろうがムネだろうが、部位にかかわらずおいしく食べられる。
ワインと一緒に食べるなら、個人的にはケンタよりも断然ガストだと思うぞ。さて、それでは今度はジョナサンのチキン……
なんだけども……
ほぼ同じだろこれ。
・激ムズ
交互に、かなり注意深く食べ比べてみたが、ハッキリ分かる程度の違いは私には感じられなかった。
いや、より正確に言うならジョナサンの方が微かに、本当に僅かにおいしいような気がしないでもないが、おそらくそれは焼き加減等の微妙な差によるものだろう。単体で食べて違いに気が付く人はほぼいないはずだ。
もし気が付いたなら、きっとあなたは山岡士郎である。こんなところで油を売ってないでさっさと仕事しろ山岡ァ!
・昔は同じだった
その後、「すかいらーく」のローストチキンについていろいろ調べていたところ、衝撃の事実が明らかになった。
ロケットニュースの姉妹サイトであるPouch[ポーチ]の2020年の記事によれば、なんと4年前はガストもジョナサンもローストチキンを税込1078円で販売していたというのだ。やっぱりこれ同じじゃね!?
4年後の現在、若干値上げしているのは理解できるが、ガストが1200円でジョナサンが1403円になっている理由はよく分からなかった。
まあ、そもそもジョナサンってガストより高いですからね。何か大人の事情があるんでしょう。ええ。
よってこの記事の結論としては、ガストとジョナサンのローストチキンに明確な差はないので、近所に店舗がどちらもあるなら迷わずガストで買ってほしい。それではちょっと早いけどメリークリスマス!
参考リンク:ガスト、ジョナサン
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.