“ストーリー”のあるアイテムが並ぶ西区のスタイリッシュなセレクトショップ『TRUSS』 神戸市
神戸市西区伊川谷の住宅街に突如現れるおしゃれな建物『TRUSS(トラス)』はひとつひとつ選び抜かれた家具やインテリア、雑貨などを扱うセレクトショップ。敷地内には大小異なる店舗が隣接し、どちらも魅力的な商品が溢れていました。
向かって左側の広々とした店舗には、雑貨やファッションアイテム、ステーショナリーなど幅広い品ぞろえ。中に入るとその膨大な物量に驚きますが、洗練された品ぞろえでどこを見ても心ときめくようなアイテムが大集合。実は同店で扱う4000点以上もの商品は、すべてオーナーの旭さんご夫妻がセレクトしたものなのだとか。
昔は大好きな雑貨屋さんに足しげく通う高校生だったという旭さん。2000年に当時ではまだ珍しかった名作「イームズシェルチェア」のヴィンテージなどを販売し、男性でも楽しめるショップを伊川谷に開いたのが始まりだと語ります。その後現在の場所へ店舗を移転・拡大し、近隣住民のニーズに合わせたギフト向けの雑貨や、普段の暮らしを彩る生活用品も扱うようになったそう。
そんな地域に根差した店づくりを行う旭さんがセレクトの際にこだわるのは、その商品にまつわる「ストーリー」。
例えばこちらの壁掛け時計は、以前は路線バスで使用されていたセイコークロック社の業務用壁掛けクオーツ時計。1964年から全く変わらないデザインにカラー別注したもので、防水・防塵に優れており、その丈夫さは「実際に15年以上使用しても全く故障や狂いが無い」という折り紙付き。タイムレスなデザインは壁面に加えるだけで洗練した雰囲気を醸し出してくれそう。
こちらの「ハサミポーセリン」のテーブルウェアは、長崎県波佐見町で江戸時代から作られる磁器"波佐見焼"を、LA在住のデザイナーが現代のコンセプトで革新させたテーブルウェアで、海外でも人気の高い商品です。
質感やデザインのスタイリッシュさはもとより、電子レンジ・食洗器にも対応する丈夫さも◎全ての種類をスタッキング可能で、美しくコンパクトに収納ができる便利さは女性客からも評判です。
フレグランスブランド「APFR(アポテーケ フレグランス)」のアイテムは世界中から選りすぐられた香料を用い、日本の自社工場でブレンド。日本人好みの優しい香りが特徴で、旭さんもお気に入りなのだそう。
数多くの商品をセレクトするにあたり「本当に自分がいいと思ったものだけを置きたいし、購入した商品は長く、自分の一部のように使ってほしいですね」と語ってくれました。高いセンスを感じられる品揃えは、何時間見ていても飽きません!
また注目したいのは、先ほどの店舗の右手前にあるこちらの「102」。ここではこだわりの家具にフィーチャーした空間で、お家での生活をイメージしながら実際に使用感を試すことも可能です。
セレクトされた家具は無機質な素材に木材やレザーを合わせたインダストリアルな雰囲気。木製の家具にも相性抜群で、普段の暮らしにワンポイントとして取り入れやすいのも魅力の一つです。
特に筆者が気に入ったのはアメリカ・CLARIN(クラリン)社の「フォールディングチェア」。現地のスタジアムや学校に取り入れられるほどとにかく丈夫なのが特徴ですが、座面の広さやふわふわ具合が絶妙で座り心地が抜群!たたむとコンパクトになるので、来客用にも便利です。
イチオシの大型家具として教えていただいたのは、journal standard Furnitureの「マデイラソファ」。柔らかい羽毛のクッション、そして太畝のコーデュロイ素材があたたかみを感じられる逸品で、ヘッドレストもあり使用感もさることながら、デザインも素敵。ゆったりと過ごしたいリビングにぴったりですよね。
日本への輸入が始まったとき、一早く目をつけたという「ランドリーカート」は「玄関に置いたらめっちゃ便利!」と太鼓判。本来はアメリカのランドリーなどで使用される業務用ですが、下部のカゴにはかばんや小物、デニムを置いたり、ハンガー部分はアウターなどを吊り下げたりと、収納にまで至らない衣類や持ち物の、一時的なエスケープ場所として使用できるのが素晴らしいですよね。
店内に溢れる商品のストーリーや使い勝手について実際に話を伺うとますます魅力を感じ、筆者も思わずいろいろと買い揃えたくなってしまいました。実際に店頭で話を聞くことができるので、気になる商品については気軽に質問してみて。
さらに「TRUSS」の公式オンラインショップでは、店頭に並びきらない"思いの溢れる品"が勢ぞろい。一度覗いてみれば実物を見にお店に足を運びたくなること請け合いです。
場所
TRUSS
(神戸市西区池上1丁目13-12)
営業時間
11:00~20:00