宮殿内で誕生したモロッコ発「バシャコーヒー」、2025年に日本初上陸
1910年、モロッコ・マラケシュのダール・エル・バシャ宮殿内で誕生した「バシャコーヒー」。この場所は、アラビカコーヒーを片手に、当時の偉大な文化人や政治家たちが集う社交の中心地だった。その伝統は2019年に蘇り、発祥の地マラケシュにオリジナル店舗が再オープン。その香り高いコーヒーの味わいはもちろん、目を惹くロゴや鮮やかな色使いで多くの人々を虜にしてきた。以降、シンガポール、香港、ジャカルタ、ソウルなどに上陸し、国際的な展開を加速させている注目のコーヒーブランドだ。
そんな「バシャコーヒー」が、2025年ついに日本へ初上陸する。東京・銀座の中心地に旗艦店を構え、ブランドの世界観を体験できる特別な空間となるという。店内では、シグネチャーのクロワッサンや濃厚なクリームとともに味わうアラビカコーヒーを提供するコーヒールームが併設されるほか、現在オンラインショップ限定で購入可能なギフト商品やテイクアウト専用アイテムも販売される。
さらに、同ブランドは約32億円を投じ、パリのシャンゼリゼ通りに新たな旗艦店を開業する計画も進行中。コーヒー好きはもちろん、美食や文化に敏感な人々にも注目されるスポットとなるだろう。
text:yukina tokida