【西武】西川愛也選手インタビュー 開幕戦で3安打を打てた意外な要因とは?
11月4日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの西川愛也選手にインタビューした模様を放送した。今シーズンを振り返ってもらった。
――今シーズンはプロ8年目で自己最多の553打席に立ちました。過去7年間の1軍公式戦のトータル打席数を今年1年間で軽く上回りました。さすがにセンターのレギュラーの自覚があるのではないですか?
西川「いや全然まだまだです」
――何が足りませんか?
西川「僕のレギュラーのイメージは全試合出ることだとまず思うので、そこを僕は達成できていないのと、打率もまだまだ物足りない数字なので、もっと上を目指したいなという気持ちが高いです」
――何事もなければ、おそらく全試合に出られましたよね?
西川「そうでありたいと思います」
――右肩の違和感で3週間戦列復帰までかかりました。ただ、(ファームで)数試合に出ただけですぐに戻ってきたので、「愛也が(試合に)出られるのなら、すぐ1軍だよ」という首脳陣の判断がおそらくあったのだと思います。そういう選手になられたと思います。
西川「そうですかね。そうなら嬉しいです」
――8月2日、マリーンズ戦(15回戦)で球団タイとなる6打数6安打を記録しました。この6打数6安打を成し遂げたゲームの5日後に右肩に違和感が出て実戦復帰まですこしかかってしまいました。去年「チャンスはピンチ」と言っていたが、例えばこういうことも含まれるのかなと思ってしまったが、どうですか?
西川「毎日試合をやっているので、体もメンタルも何があるかわからないです。常に備えておくというか、準備が大事だなとこの1年間特に感じました」
――メンタルで何が起こるかわからないとはどういう意味ですか?
西川「思い込みというのが人間は強いと思うので、打てるとか打てそうと思えば結構打てると思います。逆に何試合か打てなくなったら、どうしても焦りや、打てないというメンタルに陥ってしまい、どうしてもマイナスの方向にいってしまうので、そこが難しいところかなと思います」
――今年は開幕戦でいきなり3本のヒットを打ちました。これはもういける、打てる、絶対大丈夫と思えた部分はありましたか?
西川「1打席目がアウトだったのですが、そこでどうしようというより、すぐに切り替えられたのが一番大きかったです」
――そこから3打席連続ヒットでした。
西川「開幕戦なので、どうしても緊張してしまいます。固まってしまうので、鳥越(裕介)ヘッドコーチが『とりあえずベンチで大声出せ』みたいに言ってくれて、それをやったら打てると思って声を出しまくって(笑)。そうやって声を出したら3本打てました(笑)。自分のためにもチームのためにも声を出しました」
――右肩の違和感の原因は結局何だったのですか?
西川「不明ですね。結局迷宮入りというか」
――自然と治ったということですか?
西川「すこし痛いという感じのところに注射を何本か打って、あとはトレーニングをしてなくなりました」
――いつ出るかわからないですね?
西川「(症状が)出ないように、常にトレーニングや、ケアに意識を回していかないといけないなと思います」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー