<行き渋り対応>旦那と意見が食い違う。無理やり学校に行かせるのは違うと思うのに…
子どもが学校に行きたくないと言い出すと、親も心配になるもの。できるだけ子どもに寄りそいたいと思うのですが、ママと旦那さんで意見が違ってしまうこともあるようですね。ママスタコミュニティのあるママから、こんな相談がありました。
『小学校高学年の娘が、数年前から学校に行き渋りをしています。友達ができにくいこともあって不登校気味でしたが、ここ1年くらいは少し仲良くしてもらえるお友達ができたようで遅刻しながらも頑張っています。でも夫はサボりとしか思っていないようで理解してくれません。「甘やかしすぎ!」「中学になったらどうするつもりだ?」「引きずってでも連れて行け!」と言うので、私が夫に盾突いたら数日帰ってきませんでした。最近は仕事が忙しくて話し合う時間ありません。ママ友には「行き渋りは家庭環境が影響しているんじゃないの?」と言われてしまいました』
不登校気味だった小学校高学年のお子さんが、最近は頑張って学校に行くようになったそう。投稿者さんからすれば、とても嬉しいことですよね。でもときどき遅刻をしてしまうのが、旦那さんとしては許せない様子。投稿者さんは無理に学校に行かせるのではなく、子どもの意思を尊重したいと考えていますが、他のママたちはどう思うのでしょうか。
学校には行った方がいい、が……?
『娘さんクラスで浮いているのかな。友達付き合いが不向きな性格だったら教室にいるのはつらいね。いじめや教師からの不適切な指導が原因でないなら、保健室登校でもいいから学校には行った方がいいと思う』
『完全に不登校になるよりは、遅刻したり早退したり保健室でもなんでも、学校に行く習慣を身につけさせた方がいいよ。うちも半年前から行き渋りが始まって、夫や周りに甘やかすなと言われている。仕事を辞めて、朝は子どもの教室まで付き添っているよ』
投稿者さんの子どもは友達ができたとはいえ、まだまだ上手に付き合うことが難しいのかもしれません。また以前は不登校気味だったこともあり、クラスに馴染むことができず、教室での居場所が不安定とも考えられます。でもここで遅刻を許してしまっては、学校を休んでもいいと子どもは思ってしまうのではないでしょうか。教室に入れないならば保健室を利用するなどして、ひとまず学校には行った方がよいという意見も寄せられました。
学校を休めば友達と距離ができる可能性はある
『学校を休めば休むほど、友達との距離ができるよ』
『友達ができないことを悩んでいるのに、学校休んでいて友達ができるの? 違うよね? 「うちの子は人見知りなんです」「うちの子は難しいです」と言い聞かせているのと同じだよ』
投稿者さんの子どもが不登校気味になった一番の理由は、友達が作りにくいことでした。今は友達ができたので、遅刻をしながらも学校に行くようになっていますが、このまま遅刻を続けたり学校を休んだりしたら、せっかくできた友達と仲良くする機会がなくなってしまいますよね。投稿者さんが娘さんに友達を作ってもっと学校生活を楽しんでほしいと思うならば、やはり長時間友達と同じ空間にいることが近道となってくるのでしょう。
旦那さんと意見が割れている家庭環境こそ問題
『旦那さんの無理矢理でも遅刻せずに学校に行かせるという考えには賛成できないけれど、投稿者さんと旦那さんのやり取りは悪いと思う。家庭環境も娘さんの登校に関係してきていると思う』
『まずは娘さんがいない場所で夫婦で話し合い、寄りそうだけの環境から進まないと状況は悪化するばかりだと思う』
投稿者さんと旦那さんは、子どものことで言い争いをしています。それを子どもが見ているならば、ショックも大きいのではないでしょうか。ストレスを感じたり、心の不安定さにつながったりしている可能性もありますね。旦那さんは仕事で忙しいようですが、きちんと時間を作って娘さんのいないところで話し合う必要がありそうです。
どちらが悪いとも言えない。まだ最善を見つけていく途中
『追い込んで完全不登校になるよりは、子どもの気持ちになるべく寄りそって学校に行けるならそれでいいと思っている』
『うちの子も小6のときに行き渋りをしていて、スクールカウンセラーさんにも相談しました。私の場合は心を鬼にしてとにかく行かせました。それと私は過干渉だったと気がついたので、とにかく私が自分と向き合い対応を変えていきました。今中2ですが、中学からは毎日行けています。中学の方がすごく楽だそう。完全不登校になる前に、何か対応ができたらいいですよね』
他のママからもいろいろな意見が寄せられました。不登校や遅刻気味の子どもに対しては、親もどう言葉かけをして、どう接していけばいいのかと悩んでしまうことも少なくないようです。それは対応の仕方に正解はなく、子どもの性格や今の状況、そして家庭環境に親の考えなどを踏まえた上で考えていくことだからではないでしょうか。投稿者さんもお子さんにあった対応の仕方を探して、まずは子どものことをよく知る親同士が話し合うことが大切かもしれませんね。また親だけでなくスクールカウンセラーや学校の先生などに相談をして学校での環境も整えアドバイスをもらいながら、子どもの気持ちに寄りそい解決していく問題なのでしょう。今日明日で解決できることではなく時間がかかるでしょうが、お子さんにとって最善の対策がとれるとよいですね。