【2025春の甲子園】第97回選抜高校野球大会組み合わせトーナメント表 台風の目は?
連覇狙う健大高崎は明徳義塾と激突
第97回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が7日、大阪市内で行われ、出場32校の対戦カードが決まった。
18日の開幕戦は柳ヶ浦(大分)と二松学舎大付(東京)が対戦。昨秋の九州大会で4強入りし、20年ぶりのセンバツを決めた柳ヶ浦と東京大会をサヨナラ勝ちで制した二松学舎大付の激突はいきなりの好カードだ。
センバツ連覇を狙う昨年王者の健大高崎(群馬)は初日の第3試合で名門・明徳義塾(高知)と激突。優勝を経験した右腕・石垣元気には、昨年8月にトミー・ジョン手術を受けて打者に専念している左腕・佐藤龍月の分まで力投が期待される。
昨秋の明治神宮大会を制し、今大会でも優勝候補筆頭に挙げられる横浜(神奈川)は2日目第2試合で市和歌山(和歌山)と対戦。「スーパー1年生」と騒がれた最速150キロ右腕・織田翔希の聖地初見参となる。
2023年のセンバツ王者・山梨学院(山梨)は昨年と全く同じ3日目第2試合に入り、天理(奈良)と対戦。昨年は京都外大西、創志学園を下し、準々決勝で健大高崎に敗れたが、今年は関メディベースボール学院中等部時代にU-15日本代表に選ばれ、昨秋公式戦では1年生ながら5試合に先発した右腕・藤田蒼海を擁して昨春以上を狙う。
東洋大姫路・岡田龍生監督の采配も注目
昨秋の近畿大会を制した東洋大姫路(兵庫)は21世紀枠の壱岐(長崎)と3日目第3試合で対戦。かつて履正社を率いて全国制覇し、2022年春から母校で指揮を執る岡田龍生監督の采配にも注目が集まる。
創部3年目で初の甲子園を決めた通信制高校のエナジックスポーツ(沖縄)は4日目第2試合で至学館(愛知)と対戦。浦添商や美里工を甲子園に導いた神谷嘉宗監督の「ノーサイン野球」で台風の目となる可能性もある。
選手宣誓は市和歌山の川辺謙信主将。18日の開幕後、準々決勝と準決勝の翌日に休養日が設けられており、順調なら30日に決勝が行われる。
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記事:SPAIA編集部