「大阪・関西万博」効率よく回るには?エキスパートが教えるおすすめルート2選
もうすぐ開幕する「大阪・関西万博」。ネットやテレビなどで、いろんな情報が流れていますが、結局どこに行って、何を見ればいいの? とお悩みのアナタへ。この連載では万博に詳しいエキスパートの方々に聞いた、本当に見るべきパビリオン、イベントをご紹介します。
第三回は、万博担当として2023年から取材を続ける、万博のエキスパートの平田博一さんと有吉優海さんに「プライベートで行くならコレ!」というおすすめのルートを聞きました。
( Index )
パビリオンの入場には予約の要不要・所要時間など、事前確認が必要王道は絶対抑えたい! 万博満喫ルート3食万博会場で! 海外旅行気分を味わうグルメルート
パビリオンの入場には予約の要不要・所要時間など、事前確認が必要
パビリオンは入場チケットとは別にサイトで予約が必要なものも多数あります。「2か月前抽選」、「7日前抽選」、そして「3日前から前日までの先着」と3回のチャンスがあり、第5希望まで選択できますが、人気のパビリオンは競争率も高そう。当選すれば1日で3つのパビリオン、もしくはイベントに参加できることになりますが、パビリオンは体験時間が10分ほどから1時間以上かかるものまでさまざま。さらに開始時間や終了時間もパビリオンごとに違っていますので、行きたいパビリオンの情報を事前に確認しておくことが必要です。
王道は絶対抑えたい! 万博満喫ルート
\教えてくれた人/
平田博一さん(読売テレビ 報道局行政担当キャップ)
2016 年入社。普段は主に大阪府政の取材などを担当。万博取材は 2 年半ほど前からスタート。万博の起工式の取材にも行っていたことから、万博のことを我が子(?)のような思いで見守っている。
水上ショーはマストで抑えたいと話す平田さん。第一回の記事でも教えていただいた「大阪ヘルスケアパビリオン」や映画作家の河瀨直美さんがプロデュースするシグネチャーパビリオンのほか、子どもたちには「ガスパビリオン おばけワンダーランド」もオススメとのこと。季節や時間によって表情を変える大屋根リングも含めて、万博を満喫できるスケジュールに。
水上ショー「アオと夜の虹のパレード」イメージ
提供:ダイキン工業・サントリーHD
「ガスパビリオン おばけワンダーランド」イメージ
提供:一般社団法人 日本ガス協会
From 平田記者
水上ショーは万博の1日を締めくくるのにふさわしいイベントです。巨大なオブジェと約 300基の噴水の後ろには大屋根リングがあり、万博の思い出に残るショーになること請け合い。ショーが良く見える予約エリアに入れるのは1000人ですが、広く水面を使ったショーなので予約が取れなくても十分楽しめると思いますよ。
3食万博会場で! 海外旅行気分を味わうグルメルート
\教えてくれた人/
有吉優海さん(読売テレビ 報道局 経済・運輸担当記者)
2022年入社。普段は大阪を中心とした企業の取材などを担当していて、万博取材は入社当初から。主に海外パビリオンの取材を行っており、インタビュー時に持参してくれた手書きで細かく書き込んだオリジナル会場地図は圧巻。万博に対する情熱がひしひしと伝わってきました!
海外のパビリオンで3食すべて楽しみたい、と有吉さん。マレーシアの朝食、ナシレマから始まり、オーストラリアパビリオンでは再現された壮大な自然を満喫し、会場中央にある「静けさの森」を通ってスイスパビリオンへ。ランチにはスイスと日本のコラボメニューを。SUNTORY PARK CAFEでくつろいだ後は、オフィシャルストアで会場内限定のグッズを購入。夕食にはドイツのビールとソーセージをいただきます。
(C)FDFA, Presence Switzerland
(C)FDFA, Presence Switzerland
(C)FDFA, Presence Switzerland
(C)German Pavilion / MIR LAVA facts+fiction
(C)78degrees.
(C)78degrees.
From 有吉記者
朝ごはんはナシレマを食べて、そこから各国のパビリオンを回って、料理を楽しみたいですね。食事もお酒も、世界各国のいろいろなものが味わえるようになっているので、しっかり下調べして、おいしいメニューを楽しんでください!
国内、海外、企業などによる数多くのパビリオンやイベントが目白押しの「大阪・関西万博」。とても1日では回ることのできないスケールだからこそ、しっかりとスケジュールを立てて行きたいところ。パビリオンの位置はもちろん、予約の要不要、所要時間などをチェックして、自分なりのコースで万博を満喫してくださいね!
写真/ダイキン工業・サントリーHD、一般社団法人 日本ガス協会、(C) German Pavilion / MIR LAVA facts+fiction、(C) 78degrees、井原完祐、anna
写真・文/國友 敬