1700超のホンネ!?旦那さんの料理や後片付け。じつは迷惑に感じている?<ママのリアル調査>
家事や育児を夫婦で平等に分担している家庭も少なくないでしょう。とくに共働きの家庭にとっては、旦那さんも一戦力。家事能力を存分に発揮してもらいたいところですよね。けれど、その行動に「モノ申したい!」と考えるママたちもいるようで……。今回、ママスタセレクトでは「旦那さんの料理や後片付けでじつは迷惑だと感じていることはありますか?」というアンケートを実施しました。「ある」「ない」「料理や後片付けをしない」の3つの選択肢を設定したところ、1700人を超えるママたちが本心を語ってくれました。
半数近くが旦那さんの料理や後片付けを“迷惑”と感じていると回答
アンケート結果は一目瞭然で、旦那さんの料理や後片付けを迷惑だと感じている人が半数近くの46.2%になりました。何とも切ない結果です……。ママたちは具体的にどんなことに不満を抱いているのでしょうか?
料理編
まず最初に聞かれたのが「食材」に関する声です。
『高い肉のかたまりや、次はいつ使うんだ? と思うような調味料を買ってくる』
『予算を考えない買い物。そして料理に時間がかかる』
料理をするからには存分に腕を奮いたいと考える旦那さんたちなのでしょうか。高価な食材や滅多に使わない調味料まで調達してくるようです。
『玉ねぎを1/3だけ残すなど、食材の使い方が意味不明』
『計画して購入している食材を使われるので、また買い物に行かないといけない』
「献立を決めて食材を買ってるのに、勝手に使われるのは困る」というママの声もありました。まとめ買いで時間もお金も節約しようとするママたちの苦労が水の泡ですね。
さらに寄せられた不満のなかには……。
『子どもが食べにくい食材を使ったり味付けをしたりするから、別の料理を作らなきゃいけない』
「自分が好きなニンニク料理や肉料理ばかりする。子どもも食べられないし私も苦手」という声も。せっかくのパパの手料理もこれではわが子に喜んでもらえませんね……。
後片付け編
『料理中の台所は汚れたまま放置。洗い物はしない。片付けるのはいつも私』
「料理後のシンクは洗い物の山」「野菜の皮や調理中に出たゴミはシンク内にそのまま」など、やりっぱなしの旦那さんはじつに多いようです。台所を眺めながら途方に暮れるママたちのため息が聞こえてきそうですね。
『皿洗いが終わるとシンク周りや床がビショビショに……』
『乾いた食器の上に洗った食器を重ねるので永遠に皿が乾かない』
『シンクにあるものしか洗わない。鍋は洗わない』
『洗い残しが多い。とくに油が残っている』
どうしてこうも中途半端なのでしょうか……? なかには「食器洗いが雑で高確率で食器が割られる。しかも報告をせずに放置する」と呆れるような報告も。こうなると「やらなくていいから座ってて」と言いたくなってしまいますが、それでは旦那さんも成長しませんね……。悩ましいところです。
旦那さんの料理を喜んでいるママは2割強
一方で旦那さんの料理や後片付けを迷惑だと感じていないママも25%存在します。「迷惑とまでは思っていない」程度なのか、「とても助かっている!」と感じているのかはわかりませんが、旦那さんの行動に感謝していることは想像できますね。その背景にはママ以上の能力を発揮する旦那さんの姿があることがコメントから伺えました。
3割近くの旦那さんは料理や後片付け自体をしない
旦那さんは「料理や後片付けをしない」と回答したママも28.8%いました。約3割の旦那さんは料理を妻に任せっきりということでしょう。家事の負担がママに集中している家庭もまだまだ少なくないといえるのかもしれません。ですが筆者の友人宅では、料理や後片付けはしないけれど、子どもの世話は一手に引き受けるというパパもいます。洗濯や庭掃除、DIYはパパの担当という家庭も……。このように夫婦で役割を決めている家庭にとっては、それが「当たり前」。ママの不満は周りが思うほどではないのかもしれません。
旦那さんの家事がかえって迷惑?解決方法は?
半数近くのママたちが旦那さんの料理・後片付けに不満を抱えている現状。せっかくお互いの為を思ってやっているのに、厚意がすれ違ってしまう悲しい事態は避けたいところです。何とか解決策は見いだせないでしょうか……。
1.事前にルールを決めておく
台所はママの管理下という家庭は多いでしょう。食材の有無から食器の配置場所、調理器具の種類まで、すべて頭に入っているママとたまに台所へ出入りする旦那さんとでは、台所の状況を把握している量が絶対的に違います。ですから、旦那さんが台所に立ち入ってもスムーズに動けるように、事前にルールを決めておいてはどうでしょう? 食材であれば何があるのか、何を使ってほしくないのかを伝えておく。調味料の場所、食器や調理器具についても、どこにあってどこに片付けているのかを丁寧に説明しておくと良いのではないでしょうか。
『「俺が作るから休んでて」と言うけど「ザルどこ? これ何のお皿に入れたらいい?」といちいち聞いてきてうるさい』
というママもいます。そんな旦那さんには棚にメモを貼るなどして一目でわかるようにしておくのも良さそうです。いずれはお子さんたちが料理をすることもあるかもしれませんからね。
『後片付けではシンクの中にあるものしか洗わない。コンロは手付かず。要するに気が利かない』
「気が利かない」と嘆くのも理解できますが、それでは解決には至りません。そもそも気が利く旦那さんであれば、周りがよく見えて頼まれた以上の働きをしてくれるものです。そうでない場合は、具体的に説明するしかないのかもしれませんね。
2.ストレスになることを伝える
ママにとってどうしても譲れないこと、ストレスだと感じる点は、あらかじめ旦那さんへ伝えておくことも必要でしょう。気になる点がいくつもあってもそこは我慢。要点を最小限に絞って「料理をするときには、後片付けまでお願いね」「洗い物は食器だけではなく、鍋やコンロもしてくれると嬉しい」などという伝え方はどうでしょうか?
夫婦での家事はコミュニケーションが重要
料理も後片付けも日々、欠かせない家事のひとつです。どのような方法がベストであるのかを、ことあるごとに話し合っていく必要がありそうです。また相手にその家事を任せたときは、多少気になることがあっても大目にみて「最後まで任せる」こと。相手のやる気を削いでしまっては、次に繋がりません。
『料理をするとコンロやシンクをものすごく汚すし片付けない。褒めて少しずつ伸ばすしかない』
まるで子どもを育てるかのように、旦那さんを褒めて伸ばすというママもいます。
夫婦互いにストレスが溜まらない方法は、それぞれの家庭によって違うでしょう。試行錯誤しつつ「わが家の形」を模索してみてはいかがでしょうか?
【アンケート概要】
総回答数:1710票
調査方法:インターネット
調査月:2024年7月
調査・分析:ママスタセレクト編集部