「本みりん」と「みりん風調味料」で保存方法は違う!カビの原因になる“NG保存法”
スーパーなどには、「本みりん」と「みりん風調味料」が並んでいます。同じみりんですが、保存方法も同じというわけではありません。今回は料理研究家で冷蔵庫収納アドバイザーの島本美由紀さんに、「みりんの保存方法」を教えていただきます。おいしくお米を炊くときに使えるみりんの裏ワザも合わせてご紹介します。
教えてくれたのは……島本美由紀さん
家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」、エコの観点から食品保存や冷蔵庫収納を提案する「食品ロス削減アドバイザー」、「冷蔵庫収納&食品保存アドバイザー」として活動しYouTube「島本美由紀のラク家事CH」では家事がラクになるアイデアを発信中。
「みりん」は2種類あります!
今回はムダなく、最後まで使い切れる食品保存のテクニックをご紹介します。今日ご紹介するのは、みりんです。みりんには「本みりん」と「みりん風調味料」があるのはご存じですか? この2つは保存方法が異なります。まずは、ご自身がどちらの調味料を使っているのか確認してから保存方法をチェックしてみてください。
そもそも「みりん」って何?
もち米と米麴・アルコールを熟成させて作る本みりんは、お酒の一種です。お酒と砂糖で代用もできますが、みりんは味が染み込みやすく、甘さが控えめです。糖や香料を加え、みりんに似せたみりん風調味料もあります。
種類によって【保存方法が異なる】
本みりんは「常温保存」
アルコールを多く含む本みりんは保存性が高いので開栓後はしっかりキャップを閉めて、温度変化の少ない涼しい場所で常温保存してください。低温で保存すると糖分が白く結晶化して固まってしまうので、冷蔵室での保存は不向きです。本みりんの保存期間は、常温で3か月程度です。
みりん風調味料は「冷蔵室で保存」
みりん風調味料はアルコール分1%未満なので、常温で保存しているとカビの原因になります。開栓後は必ず冷蔵室で保存してください。みりん風調味料の保存期間は冷蔵で3か月程度です。
【裏ワザ】お米を炊くときにも使える!
古くなったお米がふっくらと炊き上がる
古くなったお米を炊くときにみりんを隠し味で加えると、みりんがお米をコーティングして、新米のようにツヤが出てふっくらします。目安はお米2合に、みりん大さじ1。ぜひ、試してみてください!
いかがでしたか? 今回はみりんの保存方法をご紹介しました。みりんには本みりんとみりん風調味料があり、この2つで保存方法が異なります。ぜひ、活用してみてください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しています。
ayako/ライター