「アイアンハート」シーズン2予定は「まだない」と主演俳優 ─ 「何もネタバレせずに話せる気がしない」
（MCU）のドラマシリーズ「アイアンハート」のシーズン2は現時点で予定されていないという。アイアンハート／リリ・ウィリアムズ役のドミニク・ソーンが、米の取材で明かした。
本作は『ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』（2022）の直後を舞台に、リリの新たな冒険を描く単独シリーズ。マーベル・スタジオとの間にシーズン2の話し合いは「まだない」というから、現時点ではリミテッドシリーズとして構想されていると見るべきだろう。
「もしもシーズン2が製作されるなら？」という質問にも、ソーンは「何もネタバレせずに話せる気がしない」と消極的。「シーズン1で彼女（リリ）に提示された選択肢のすべてを掘り下げてゆくところを見てみたい」と語った。
もっとも、「アイアンハート」は今となってはかなり奇妙な立ち位置の作品だ。当初は『ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』での初登場から間隔を空けすぎず、2023年下半期の配信予定だったが、その間にディズニー／マーベル・スタジオがMCUの全体戦略を見直したのである。映画の興行不振、ドラマシリーズの多作ぶりと評価低迷を受けて、製作・発表ペースを下げてクオリティの向上を図る方針を強化した。
その後も紆余曲折あったことで、「アイアンハート」は約2年の延期を経てのリリースとなった。すなわち本作が企画された当時と現在では、MCUの全体計画は大きく異なっているものとみられる。シーズン2の計画がないのも、当然といえば当然だろう。
(c) 2025 Marvel
来たる「アイアンハート」について、ソーンは「リリの心がこの世界に存在するものに対して開かれ、それらが故郷で考えていたものよりもはるかに大きいことを知る」物語だと話している。「この世界では、彼女が知ろうとしてきたことよりもはるかに多くの出来事が起きています。そのとき彼女は何を選ぶのか、そして予想外の選択肢を取ったときに何が起こるのか……」。
なお、現時点ではアイアンハート／リリ・ウィリアムズの今後の登場予定も不明で、『：ドゥームズデイ（原題）』への登場も発表されていない。彼女の物語が今後どのように展開しうるのかは、まずこのシリーズを観て確かめるしかなさそうだ。
製作総指揮は『ブラックパンサー』シリーズのライアン・クーグラー、脚本は「スノーピアサー」（2020-）のチナカ・ホッジ。出演者はドミニク・ソーンのほか、『ツイスターズ』（2024）のアンソニー・ラモス、（2023）のオールデン・エアエンライク、『シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ』（2016）MIT職員役のジム・ラッシュほか。
ドラマ「アイアンハート」は2025年6月25日よりにて独占配信。
Source:
