旬のりんごを満喫!農園併設の直売所&カフェ【中島果樹園】魚津でりんご尽くし!! ジュースにマフィン、お酒も
富山県東部の魚津市は湾に面した漁業が盛んな地域で、蜃気楼が見えるまちとして有名ですが、実は県を代表するりんごの産地としても知られます。
魚津でりんご栽培が始まったのは、明治の後半。100年以上の歴史があり、青森や長野などの主要なりんご産地よりも暖かいため、樹に実がなってから熟すまで長い時間をかけて育てることから、味や香り、食感のバランスがいいとされています。
現在、魚津市内のりんご園は20以上。生産量が多くないため、あまり市場には出回りませんが、ほとんどの農家や果樹園では軒先に直売所を設けていて、各地に「魚津りんご」の看板やのぼりを見ることができます。
魚津で45年 県内で唯一りんご狩りができる 「中島果樹園」
そんなりんご園のひとつ、魚津市友道にあるのが「中島果樹園」。
数多くのりんご園が集中する加積エリアからはちょっと離れた上野方エリアにあり、県内で唯一りんご狩りができる園でもあります(りんご狩りは要予約)。
りんごだけではなく、梨やぶどうなどの生産も行っていて、季節ごとに旬のフルーツを味わえるのも特徴です。
ガーデンパーティーみたい!? かわいい直売所
直売所は、ガレージを電球やガーランドで飾り付けたガーデンパーティーのようなかわいい雰囲気。白くペンキが塗んられたウッディな看板や壁の風合いも親しみがあります。
売り場の台には、旬のとれたてフルーツや自家製ジュースが並びます。今の時期は「ふじ」が収穫を迎えていて、赤く色づいたりんごが袋詰めになっていました。甘みと酸味のバランスがよく、人気の品種です。
ジュース、お酒、ドライフルーツもりんご尽くし!
りんごジュースは、もちろん果汁100%。
完熟りんごを使って、砂糖などの添加はなし。素材そのままの味を楽しめます。
加工品の中には、ドライフルーツもありました。とれたてのりんごを乾燥させて作っていて、こちらも砂糖は不使用。りんごの本来の甘みをぎゅっと凝縮した味わいで、高い人気を誇るアイテムです。
そのまま食べてもおいしいですが、シリアルやヨーグルトに混ぜるのもオススメなんだとか。
さらに、お酒が好きならシードルも。
辛口と甘口の2タイプあって、お土産などにもぴったりのサイズ感です。
不定期でオープンする農園カフェ
「中島果樹園」には、不定期でオープンする農園カフェも。
のどかな雰囲気の中、農園でとれたりんごや梨を使ったスイーツを食べることができるということで、若い女性を中心に人気です。
りんごとキャラメルのナッツのマフィン 390円(税込)
こちらは、マフィンの中にりんごがゴロッと入ったマフィン。甘みと酸味がしっかり残っているので、りんごのおいしさを存分に味わうことができます。
練り込まれたキャラメルとナッツの食感もよく、カフェメニューの中で人気のスイーツです。
完熟なし&りんごジュース 450円(税込)
梨の栽培や梨ジュースの販売もしている中島果樹園の真骨頂が、りんごと梨を両方ミックスした100%ジュース。どちらもおなじみのフルーツですが、ミックスジュースはこれまであまりなかった発想かもしれません。梨の甘みとりんごの酸味が合わさって、さっぱりさわやかに楽しめます。
夏から年末にかけて旬の品種が変化していくりんご。
魚津には多くの生産農家がありますが、農家ごとに栽培方法や味が異なるのだそう。食べ比べや直売所めぐりをしてみるのもいいかもしれませんね。
出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
2024年11月8日放送
記事編集:nan-nan編集部
【中島果樹園】
住所 富山県魚津市友道1544
営業時間 10:00~17:00(カフェは不定期)
定休日 不定休