【これって何?】名前だけでは分からないそば屋の「?」なメニュー 第2弾
恒例 まずはクイズです
目次にもありますが、以下のそばメニューはどんなそばかご存知ですか。
具のこと? 盛り付け方のこと?
1. あつもり
厚木市のそば?ってな答えは唐突すぎるかな
2. ちょうちん
ちょうちんのように何かを吊ってある? まさかね
3. ケンとメリー
昭和育ちが思い浮かべるのはあの名車のニックネーム。
1と2は、そば通の方ならお分かりかもしれません。
3は、筆者も皆目見当がつかなかった(笑)
あつもり・・・? 駅前やぶそば
前のページから続く「あたたかいそば」欄のいちばん最後に。
かしわ風? かしわそばの変化形? ますます分からん(笑)
が、興味津々に注文してみたら・・・
出てきたのは、具の入った温かいつゆと冷たいそば。
見た目は鴨せいろのようだが、そうか、かしわ風と書いてあったが、鴨せいろならぬ「鶏せいろ」なのかな。
でもあつもりって・・・???
おつゆはあつあつ。
味見してみると、いつもの甘辛なつけつゆだ。
これに鶏のお出汁が香って、これはこれで美味しい。
とにかく食べてみよう。
熱いつゆに冷たい麺。
いわゆる「つけ麺」ということにもなろうが、こうして食べると、そばの香りがよりふくよかに感じられて悪くない。
これからも毎日こうしたいというものではないが、得てして一興かも。
酒をやっているときにいいかもしれない。
ということで、正体は!?
その後、店が忙しくてご亭主と歓談することはかなわなかったのだが、帰宅し調べてみると、あつもりとはどうやら「熱いもりそば」のことのようで、関西方面ではよくあるとか。
茹で上げてからいったん冷水でしめた蕎麦を再び湯で温めて盛るのが主流のよう。なぜそうするかについては所説あり。
ともかくは、温かく食べるもりそばってことで納得。
溶き卵にあついつゆを注いだものに蕎麦をつけて食べる、なんて記述もあったが、コレ美味しそうだな。
溶き卵でなく、かしわの風味をつゆに加えた点では、やぶそばさんのセンスが光る。
鶏とその脂の風味が効いて、食べ応えも増して良い。
お店情報
店名:駅前やぶそば
住所:旭川市宮下通7丁目駅前ビル1F
電話:0166-22-3884
営業時間:11:00~19:00
定休日:第2・4水曜日(水曜日が祝日は翌日休み)
駐車場:なし
ちょうちん・・・? 一源東四条店
「ちょうちんそば」というものがあるのは薄々知ってはいた(他店でも時々メニューに載っている)。
これがメニューに画像付きで載っているなんて、ちょうちんを知る千載一遇のチャンス!!
注釈には「そば・ライス・おかずのセット」とある。
これがちょうちんの意味?これらがちょうちんそばの定義?
上が、当日のちょうちんそば。
ボリューム感は、メニューの写真通り。
上が日替わりというおかず。
カツか唐揚げ、好きな方を選べというので、カツを希望すると、ひと口カツが。
天ぷらは、甘辛なタレのかかったどちらかというと天丼ふう。ごはんの進む、いかにもおかず天ぷら。カツも揚げたてで、それも温かく美味しく頂けた。ふと思えば、揚げ物が多いかな(笑)
上、そばは温冷を選べるというので、温かいものを希望。いわゆる「たぬきそば」ですな。天かすほどほど、見た目よりあっさりと食べられる、うん、このそばは、ごはんとおかずに対し、汁物的な位置づけか。
ごはんもそばも、どちらも美味しく頂けたが、いつまでたっても腑に落ちないので、ちょうちんそばの由来を尋ねてみた。
すると、答えは器にあり。
ということで正体は!?
ちょうちんの形をした器を使うから「ちょうちんそば」だそうな。
そばが入っているどんぶり型の器の上に、お弁当の入った平たい器をのせる。そして、お椀を逆さにしたような形のふたをすると、ちょうちんの形が出来上がるらしい。
後日、調べてみると、本来は、3ピースすべてを積んだ形で(ちょうちんの形で)客に提供されるものらしい。そうかぁ、どうせならそうして出してほしかったなあ。
とも思うが、はなからふたを使わないから、こんなにもりもりとおかずを盛ることができる訳で。まあ、これはこれで良しとしましょうか(笑)。
お店情報
店名:そば処 一源 東4条店
住所:旭川市東4条11丁目
電話番号:0166-26-8700
営業時間:11:00~14:30(月曜14:00)
定休日:火曜
ケンとメリー・・・? ごまそば鶴㐂
そばとゴハンのセットメニューでなく、2種のそばがセットになっている。
はて、ケンは天ぷらの呼び名で、とろろはメリーとでも・・・???
皆目見当がつかぬ。あ、でも、とろろのような素朴で深い味わいのある人がいれば、筆者はそういう人好きだけどね(笑)
ともあれ、実食。
上画像が、筆者に届いた現物。食材や盛り付けは写真と同じ。
冷たい、熱い、ふたつの表情が対照的。
さて、どちらを先に手を付けようか。
こういう時、皆さんも、悩みません?
片方をやっつけてから、もう一方を食べる。あるいは、両方少しずつ交互に食べ進める。この点も考えどころ(笑)。
とりあえず今回は、天ぷら(ケンかメリーか知らんけど)から。
だって、ふやけると海老天に失礼だから(笑)。
サイズはミニミニだけど、いっぱしの天ぷらそば。
鶴㐂の天ぷらは美味しいからね。香ばしい衣が溶けて、おつゆの味もアップ。素朴なごまそばの香味がいっそう膨らんで美味。
と、半分食べたところで、とろろに「そばチェン」。
温まった口、喉、胃袋に、冷たいとろろそばが、やたらと心地よい。
ぬるり、まったりと喉元に貼りつくような食べ応えは痛快だ。
そうした意味でも、この冷温ふたつのそば、あ、ケンとメリーは名コンビ。
と絶賛するも、なんでケンとメリー・・・???
ということで正体は!?
店員さんに尋ねてみた。
鶴㐂の姉妹店が、美瑛町にあることから、まちにちなんだネーミング商品を、ということらしい。
ケンとメリーは、あの観光名所、『ケンとメリーの木』のことだった。
CMに登場したのは2人。それにちなんで2つのそばにしたのだろうと思う。
もう50年以上前のCM。演じていたのは確かメリー役が外国の方。
そばの一方はハイカラそば、というのはどうだろう(笑)。
お店情報
店名:ごまそば鶴㐂 末広店
住所:旭川市末広4条3丁目
電話:0166-51-0877
営業時間:11:00〜19:15(LO 19:00)
定休日:火曜日
駐車場:あり
珍そば後記
いかがでしたか。
知っている人は知っている、というネタでもありましたが、筆者的には「あつもり」は、そばの見識がちょっと広がるきっかけになり、とても価値を見出せた気がします。
「ケンとメリー」は、ただただ意表を突かれた(笑)。でも、店の英知というか「やっちゃえ鶴㐂」的な面白さがあって、今更ながら、実に味わい深い美味しさだったように思い出されます。