白菜の外側の葉は捨てないで!活用レシピに「むしろ使いたい」「ごはんが進む」
白菜の外側の葉は工夫次第でおいしく食べられる
緑と白のコントラストが鮮やかな白菜の外側の葉。少しゴワゴワした手触りがするため、敬遠している方も多いのでは?
「あまりにも硬い」「色が悪くて傷も多い」といったものは調理には向かないため避けるのがおすすめですが、「少し硬い」「色が濃いめ」なだけであれば食べることに問題はありません。外側の葉ならではのしっかりめの食感と、ほんのりとした苦みが料理の味に深みを与えてくれますよ。
外側の葉は汚れが付着していることもあるためしっかりと水洗いし、「そぎ切り」「細切り」「みじん切り」など切り方の工夫をすればOK。
この記事では、内側のやわらかい部分とはまた違ったおいしさが楽しめるおすすめメニューをご紹介します。
ごはんがすすむ!白菜と豚バラ肉のオイスターうま煮
調理時間:20分
白菜の外側の葉を使う、しっかり味の中華風炒め煮です。外側の葉ならではのほろ苦さとごま油の香りは相性抜群。豚バラ肉の旨味が溶け込むオイスター風味で、ごはんがもりもり食べられますよ。
白菜の軸の部分をそぎ切りにするのがおいしく仕上げるポイント。切り口の面積が大きくなるため火が通りやすくなり、味もよく浸みます。
材料(2人分)
白菜:300g
豚バラ肉(薄切り):100g
しょうが:1片
水:200cc
鶏ガラスープの素:小さじ1杯
オイスターソース:大さじ1杯
水溶き片栗粉
片栗粉:大さじ1杯
水:大さじ2杯
サラダ油:小さじ1杯
ごま油:小さじ2杯
コツ・ポイント
白菜は軸と葉に分けて使うのがポイント。フライパンに加えるタイミングを変えることで食感よく仕上がります。
下準備
水溶き片栗粉用の材料を混ぜておきます。
作り方
具材を切る
白菜は葉と軸に分けて葉はざく切りに、軸は縦半分に切ってからひと口大のそぎ切りにします。
しょうがは皮をこそげて千切りにします。
豚バラ肉は3~4cm幅に切ります。
しょうがと豚バラ肉を炒める
中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、しょうがを炒めます。良い香りが立ったら豚バラ肉を加えて炒めます。
白菜の軸を加える
豚バラ肉の色が変わったら白菜の軸を加えて炒めます。
水、調味料を加えて煮る
水と鶏がらスープの素、オイスターソースを加えて全体を混ぜ合わせて加熱します。
煮立ってきたら少し火を弱めて蓋をし、5分ほど煮込みます。
白菜の葉を加えて仕上げる
軸がやわらかく煮えたら葉を加えてサッと煮ます。
葉がしんなりとしたら一旦火を止め、水溶き片栗粉再びよくかき混ぜてからフライパンに回し入れて均一になじむよう全体を混ぜ合わせます。再び火にかけて煮立たせ、そのまま2分ほど煮ます。
しっかりとしたとろみが付いたらごま油を回しかけて、全体をざっと混ぜれば完成です。
外側の葉ならではのおいしさを堪能
白菜の風味がより強く感じられる外側の葉は、調理の工夫次第で捨てずにおいしく活用できます。しっかり味に煮込んでも、白菜本来のおいしさがそのまま楽しめますよ。ごはんのおともにぴったりなおかずのレパートリーに、ぜひ加えてくださいね。
ライター:とも花(料理家 / レシピライター)