教室25周年の陶芸展 宇陀・泉工房 名張で17日から
奈良県宇陀市榛原天満台東3の今泉のり子さん(75)が自宅で主宰する「泉工房陶芸教室」の作品展「陶芸教室展」が、4月17から20日まで、三重県名張市瀬古口のハートアイランド1階「百代(ハクタイ)」で開かれる。入場無料。
今泉さんは、数多くの全国展や県展で入賞・入選を重ね、宇陀市主催の陶芸教室で20年間指導してきた。
同教室は今年で25周年を迎える。生徒一人ひとりの「好き」という思いと創作意欲を大切にしており、現在は30代から70代の計30人の生徒が通っている。
泉工房の特徴は、10種類の粘土と40種類の釉薬の中から自由に選んで作品にし、灯油窯の強力な火で焼き上げる「還元焼成」を採用していること。練り込み、象嵌、絵付けなどの技法を駆使し、食器や花入れ、オブジェなど思い思いの作品を制作している。
約20年通い続けている生徒の一人は「同じ趣味を持つ仲間と話をしながら、楽しく過ごせる貴重な時間」と笑顔。リラックスして作業をする生徒たちの表情が、心地良い教室の雰囲気を醸し出している。
今回は約100点を展示予定で、今泉さんは「5年に1度の作品展なので、たくさんの人に見に来てもらえるとうれしい」と話した。
時間は午前10時から午後5時(最終日は同3時)まで。
問い合わせは今泉さん(0745・82・6107)へ。