まずは 石段60段!【駅ぶら】06京王電鉄312 相模原線32
※2023年12月撮影
トップ画像は「稲城駅」西側「相模原線」の下をくぐって南を見ています。
この長くて穏やかな坂道を南に上ってゆきます。
※2023年12月撮影
電車の音でふり返りました。「相模原線」が通過しています。
※2023年12月撮影
正面が「天台宗神王山観音院妙見寺」、左の鳥居が「北辰妙見尊」通称「武州・百村の北辰妙見様」です。
※2023年12月撮影
「天台宗東京京区」の紹介では
「妙見寺は、多摩丘陵の端に位置し、昭和の初期には高浜虚子氏が吟行会を催されたように句会等も行われるような静かで緑に囲まれた心の安らぐ場所で、山上の奥ノ院からは、多摩川や都心の高層ビル群やスカイツリー・東京タワーも一望出来る一面、京王線・稲城駅から又、中央高速・稲城インターを利用することにより首都圏にも近く、交通の便も非常に便利な位置にあります。
神王山・北辰妙見尊は、四十七代、淳仁天皇の天平宝字4年(760)に、伏敵祈願のために道忠禅師が勅命を奉じて尊星王の秘法(今の星供祭)を七日七夜に渡り修したところ、妙見菩薩が青龍に乗って現れ国難が消滅した。天皇は叡感せられ国主に命じて一宮(妙見宮)を建立したのが当山の開基であり、後の七十四代・鳥羽院の天永3年(1112)に領主は妙見寺を持って別当と定めました。これが当寺の開祖と古書・妙見寺縁起に記されています。」
12世紀からの長い歴史のあるお寺です。その始まりは、8世紀、手前の「北辰妙見尊」でした。明治維新の神仏分離などを経ていますが、現在も神仏習合の風合いが残る寺院です。
鳥居の脇に「武州百村 北辰妙見宮」の石塔。
※2023年12月撮影
さて、問題はこの石段。
※2023年12月撮影
しゃがんで見上げていますが、何段あるかな。
※2023年12月撮影
数えながら上りました。
※2023年12月撮影
60段ありました。
※2023年12月撮影
石段の上から「JR武蔵野南線」を貨物列車が通過するのを初めて撮影。「相模原線」も上手く収めることができました。運がむいてきたかな。(笑)
※2023年12月撮影
しかし、ようやく石段を上がってホッとしたのも束の間、甘かった!
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。
※参照資料
・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)
・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他
下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました
・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)
・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)