コーヒーを味わう時間を大切に。自家焙煎コーヒー店「Amber(アンバー)」【東区・大曽根】
地下鉄「大曽根駅」東口から南へ歩くこと約7分、住宅地が並ぶ通りにこぢんまりとたたずむコーヒー店があります。2025年6月14日、名古屋市東区にオープンした「Amber(アンバー)」です。
自家焙煎のコーヒーと手作りのお菓子、お酒にも詳しい店主セレクトのアルコールドリンクなどが魅力!気になる店内やメニューを詳しくご紹介します。
元古民家の心地よい空間で味わうコーヒー
ドアを開けた瞬間、ふわりと漂うコーヒーの香り。店内の柱や梁、階段、テーブルなどに使われた天然木に囲まれ、温もりが感じられる心地よい空間が広がります。
築数十年、元は民家だったという建物。歴史を感じるような木材の風合いや、今ではなかなか見かけないようなガラス窓にほっこりします。
1階はカウンター席、2階にはアンティークの家具を取り入れたチェアの席を用意しています。落ち着いた空間で、読書をしたり、会話や飲食を楽しんだり。松枝さんは「コーヒーを楽しんでもらいたい」一心で、自家焙煎したコーヒーに合うメニューを展開しています。
ブレンドとシングル、コーヒーに合わせた手作りのスイーツ
(左から)「カフェラテ(アイス)」(650円)「オレンジのレアチーズケーキ」(700円)「ティラミス」(600円)「ブレンドコーヒー」(600円)
Amberでは、ブレンドコーヒーやアイスコーヒー、カフェラテとともに、コロンビアやパプアニューギニア、ブラジルなどのストレートコーヒー(シングルオリジン)を常時6種類ほど、産地を変えながらラインナップ。コーヒーには生クリームやバニラアイス、ラムレーズンアイスのトッピングも楽しめます。
「ティラミス」(600円)
コーヒーに合わせたい定番スイーツが、毎朝手作りする「ティラミス」。卵とマスカルポーネチーズケーキを合わせたクリームに、エスプレッソが染み込んだスポンジケーキを重ねた一品です。
クリームの甘みとエスプレッソの苦みと風味がほどよくマッチ。ブレンドを飲みながら、エスプレッソの風味も感じながら、クリームとのマリアージュも一緒に楽しめます。
期間限定「オレンジのレアチーズケーキ」(700円)
オレンジの酸味が心地よい期間限定「オレンジのレアチーズケーキ」も外せません!季節に合わせた手作りスイーツを順次変えていくのでお楽しみに。
コーヒー以外のドリンクも充実しており、「微炭酸ぶどうジュース」や期間限定「桃のフロート」なども。お子さまやコーヒーが飲めない人も安心して来店できます。
コーヒーにはデカフェもあるため、夜飲みたいときにもOK。アルコールドリンクもそろえており、アイリッシュコーヒーやウォッカ、ジンなどコーヒーもお酒も好きな人にうれしいラインナップ。
かくし酒の詳細はお店で聞いてみて。
店主松枝さんチョイスの「かくし酒」にも注目!20時まで営業なので、仕事帰りにも、2軒目にも、食事の〆にも、お好きなシーンで利用してみては。
元音響エンジニアの店主が奏でる最適な音楽空間
実は店内の心地よさにはもう一つ秘密が。元音響エンジニアの松枝さんが、自身の知見をもとにベストな聴き心地でBGMを楽しめる場所に音響を配置しているんです。
どこにスピーカーがあるかは、耳を頼りにお店の中で探してみて
音楽は松枝さんオリジナルのプレイリスト。コーヒータイムを邪魔せず、心地よいサウンドが店内での時間をより快適にしてくれます。
コーヒー・スイーツを片手に音楽をじっくり楽しむもよし、おいしいコーヒーを飲みながら読書に没頭するもよし、大切な人とのゆったりとした時間を過ごすのも◎
今後、演奏者を招いた店内でのライブや作品の展示なども企画しているそうです。
「まずはコーヒーを味わってもらいたい」
元々、コーヒーが好きで音響エンジニアやコーヒー卸売り会社、カフェスタッフの仕事経験がある松枝さん。
コロナ禍に「おうち時間」の増加に伴い、コーヒー需要が高まったことを受けて仕事をコーヒーに完全シフト。今は個人事業主としてコーヒーを提供する側になりました。
自家焙煎のコーヒー豆を販売したいものの、まずは味わってもらいたいということでコーヒー店という業態になり、コーヒーをおいしく味わってもらうためにコーヒーに合うメニューを考える中で、手作りのスイーツなどにも手を広げてきました。
コーヒーにもスイーツ作りにも、その道を追求する職人肌なところはエンジニア時代から変わらないようです。
「エンジニアのときに計算して詰めていくというやり方が、コーヒーの焙煎にも受け継がれ、スイーツ作りもそうなっていって」と話します。
松枝さんならではのこだわりが詰まったAmberのメニュー。まずは店内でコーヒーを味わってみて、好きな味をおうちでも楽しんでみては。
豆を購入すると、産地情報などが手書きで書かれたカードも一緒にお渡し。松枝さんは、豆選びについて「ピンとくる感覚を大事にしてください」と話しています。
編集
梅澤取材時はオープン1カ月という短期間ながら、お店に突如カメが現れた“事件”がお客さんとの間で話題になるなど、すでに常連さんも多くいろんなコミュニケーションがお店で生まれているよう。バンテリンドーム ナゴヤの近くでもあるので、野球観戦の後に訪れる方もいるとか。海外からの人や親子連れなど、いろんな人が来ていてなんだかほっこりする空間でした。
Amber(アンバー)
場所
愛知県名古屋市東区東大曽根町47−9
時間
10:00~20:00
定休日
不定休
駐車場
なし
支払方法
カード・電子マネー可
Instagram
@amber_coffeeworks
※掲載内容は2025年7月時点の情報です
※価格は税込み表記です