次回は13年後 珍しい「土星食」
地球と月、土星が直線上に並ぶことで起こる天文現象「土星食」が8日夜に日本国内で観測され、天体観測を趣味とする坂越の会社役員、前田邦稔さん(68)が月に土星が隠れる直前の撮影に成功した。
前田さんによると、赤穂市上空では8日午後6時20分ごろ、南の空に浮かぶ月の裏に土星が隠れ始めたという。あいにくの雲に覆われ、「半分諦めながら」動画撮影したところ、奇跡的に食の直前の様子が映っていたという。
日本公開天文台協会によると、国内では来年2月1日にも土星食が起きるが、日中のため肉眼では観測できず、次回に国内で観測できるチャンスは2037年だという。