遠州トラックカップで静岡学園中が優勝。決勝でゴールを決めた2人が自信を持っているプレーは!?
<遠州トラックカップ 第45回静岡県中学1年生ウィナーズサッカー大会・決勝>
静岡学園中 2(0−0、2−0)0 清水エスパルスジュニアユース
静岡県内のU-13(中学1年生年代)カテゴリーのチャンピオンを決める大会の決勝戦。テクニシャン集団の静岡学園は持ち前の技術とパスワークを披露し、ショートパスをつないで攻め込んだ。
後半11分、MF勝又璃空(清水エスパルス三島)が味方のシュートがGKに弾かれたところを詰めて先制。23分には、ゴール正面に走り込んだエース杉澤旺甫がこぼれ球を拾い、落ち着いて右足を振って追加点を奪った。
試合後、得点を決めた2人に話を聞いた。
先制点を決めたMF勝又璃空(清水エスパルス三島出身)
ー得点シーンを振り返って。
ボールに触る機会が少なかったですけど、こぼれ球を最初から狙っていたので、そこでしっかり点を取ることができて良かったです。自分の持ち味は嗅覚だと思うので、しっかりゴールを狙って全力で走り込みました。
ー今日はどんなことを意識してプレーしてましたか。
裏を狙うことと、こぼれ球を拾うことを意識していました。点を決めたシーンでも、そこがうまくできて良かったです。
ー東海リーグでは清水エスパルスと2試合引き分けだったそうですね。この試合にはどんな気持ちで臨みましたか。
自分は(小学時代)エスパルスでプレーしてきたので、今日は勝ち切りたいなと思っていました。決着をつけることができて良かったと思います。
ー出身はどこですか。
富士市です。小学校はエスパルス三島でやっていて、そこから静岡学園中に入りました。
ー自分の持ち味はどんなところですか?
ゴール前の嗅覚というか、狙いどころは動画を見たりして常に考えています。あとはドリブルも好きなので、もっと極めていきたいです。スピードは正直そんなにないです(笑)
ー今後の目標を聞かせてください。
すぐにまた試合があるので、もっとシュートの技術などを高められるように練習に励みたいです。
追加点を決めた主将のFW杉澤旺甫(FCガウーショ出身)
ー試合の感想を聞かせてください。
最初は相手の攻撃の時間が多くて、自分たちは守る時間が多かったんですけど、そこで集中して守り切って、後半に決め切ることができて良かったです。
ー自分の得点シーンを振り返ってください。
サイドからゴールに向かって味方がドリブルしていったので、自分はこぼれ球を詰めようと思っていました。相手がかき出そうとしたボールが目の前に来たので、落ち着いて流し込むことができて良かったです。
ー勝又選手の先制点にも絡んでいました。
コーチから裏に抜けろという指示があったので、それを意識して裏に抜けました。キーパーが思ったより前に出ていたので、ちょっと焦ってシュートを打ったら止められちゃったんですが、勝又が決めてくれて良かったです。
ー今日の試合で意識していたことは?
個人としては、自分でしっかりボールを収めて、ミスを少なくすることを意識していました。チームとしては、こういう大きな舞台に慣れてない人もいると思うから、まずはみんなで声を出して、楽しもうとやっていました。
ーFCガウーショ(小学時代)ではディフェンスだったよね?
最初はサイドバックをやっていて、5年生の時にフォワードをやって、6年生の時にまたサイドバックに戻ったんですが、今はフォワードをやっています。
ーフォワードとしての得意なプレーは?
体を張って収めることと、ボールを持ったらスペースをうまく見つけて、そこにスルーパスを出したり、自分で反転してシュートを打ったり。
ーバックとフォワード、どっちが好きですか?
自分で決める方がいいです(笑)
ーチームの特徴は?
守備でも粘り強く戦えるところです。みんなが勝つっていうことにすごい貪欲で、気持ちが入っていて、ちょっと相手の方が強かったりしても気持ちで押し込めるような、そういうチームです。
ー参考にしている選手は?
リバプールのダルウィン・ヌニェス選手。大事なところで決める決定力がすごいかっこいいなと思ってます。
ー夢や目標を教えてください。
世界で活躍できるようなプロサッカー選手になりたいです。